NBA(アメリカのバスケットボールリーグ)ファンの私にとって、この週末、大きな出来事がありました。
MJことマイケル・ジョーダンの引退です。
NBAのことは全然知らない人でも、マイケル・ジョーダンの名前なら知っている人は多いと思います。彼は世界中のバスケットボールプレイヤーとバスケットボールファンの「神」です。
なぜ、そこまでリスペクトされているのか、ということを、彼の全盛期のプレーを見たことのない人に説明するのはなかなか難しいのですが、彼には「エアー(Air)」というニックネームがついていました。正に空中を「飛んで」いたのです。空中でディフェンスを交わし、ボールを反対の手に持ち替え、ゴールの反対側から、ダンクシュートを決める、というような「神技」を、いとも簡単にやってのけたのが、全盛期のMJでした。
多分、世界中のバスケットボールプレイヤーが、彼に憧れ、彼のプレーを真似して、プレイヤーになった、と言っても過言ではありません。
彼はこれまで2度引退し、2度カムバックを果たしましたが、ついに今シーズン、本当に引退しました。40歳という年齢を考えても、さすがにもうカムバックは無理でしょう。
バスケットに限らず、アメリカのプロスポーツは、地域密着型です。
ホームゲームの時は、観客全員が自チームのファン、ロードゲームの時は、観客全員が敵です。バスケットでも、アウェイのゲームでダンクシュートなどしようものなら、観客から大ブーイングが起きます。
しかし、MJだけは別です。引退前のMJは、どの会場に行っても、大喝采を浴びていました。ホームのチームの成績がまったく振るわず、いつもはガラガラのアリーナも、MJが来るゲームの時だけは超満員になっていました。MJが所属したこともないチームが、彼の背番号23番を永久欠番にしました。すでに引退を表明していた、今年2月のオールスターゲームも、オールスターと言うよりも、「マイケルジョーダン祭」のような様相で、ハーフタイムショーでは、MJのユニフォームを来たマライヤ・キャリーが、MJの名プレー集の映像をバックに唄いました。
ひとつの方向に一気に世論が盛り上がってしまう、というアメリカ人の特質を抜いて考えても、MJはやはり文句なしの「スーパースター」だと実感しました。
大げさな表現に見えると思いますが、MJの引退によって、「ひとつの時代が終わった」という脱力感があります。彼の方が少し年上ですが、私はMJとほぼ同世代です。同世代のスーパースターが、現役から退くというのは、感慨深いものです。
私にとってのMJは、「スポーツを見る」という楽しみを教えてくれた存在です。それまで、まったくスポーツを見なかったわけではありませんが、それまでの私の観戦スタイルは、ひいきのチームや選手を応援する、というスタンスでした。純粋にプレーそのものを楽しむ、という観戦の仕方を教えてくれたのが、MJだったような気がします。
もちろんMJがいなくなっても、私はNBAを見続けます。年を取っても、NBAを見てアツくなれるおばあちゃんになるつもりです。
2003年04月21日
マイケル・ジョーダン!!(旧blogより転載)
ニックネーム 借金女王 at 00:00
| スポーツ観戦-NBA/バスケット



