ユーザー層の拡大なるか! iPod CM最新作はジャズ界の超大物とのコラボ!
デジタルARENA ipod情報局 2006年2月21日
というわけで、私の大好きなJazzミュージャンのひとり、ウイントン・マルサリスが、ipodのCMに登場するそうです。
私のJazz好きは、中学生の頃に遡ります。
私は小学生から高校を卒業するまで、エレクトーンを習っていたのですが、様々なジャンルの課題曲の中でも、Jazzが一番好きでした。
私の父親は短い期間ですがプロミュージシャンだったこともあり、Jazzに興味を持った私に、大量に持っているレコードから(20年以上前ですから)、オススメナンバーを集めてカセットテープ(20年以上前ですから)を作ってくれたりして、ちょっとした「ジャズおたく」になって行きました。
当時は、大き目の会場に複数のジャズミュージシャンを内外から呼んで、半日くらいコンサートをする「ジャズ・フェスティバル」というのがたくさんありました。
すっかりジャズ好きになった私を、父が横浜スタジアムで行われた「オーレックス・ジャズフェスティバル」というイベントに連れて行ってくれました。
そのイベントで、ジャズドラマーの巨匠・アート・ブレイキー率いるジャズメッセンジャーズ
当時は「若き鬼才」とか「マイルス・デイビス以上の逸材」とか言われて、売出し中だったと思いますが、私はすっかり彼の虜になってしまいました。
最初に紹介した記事に掲載されているマルサリスの写真は、だいぶ老けてふっくらしていますが、20年前の彼は、もっとスリムで、スーツをビシッと着こなして、表情ひとつ変えず、汗の一滴も垂らさずに、クールにトランペットを演奏していて、とにかく「カッコイイ!」の一言に尽きました。
私が高校生の頃がレコードからCDへの過渡期でしたが、高校生になってバイト代も入るようになり、自分でCDが買えるようになると、マルサリスのCDを買い漁っていました。
今もそのうち何枚かは、私のipodの中に入っていて、時々右のサイドバーにある「音ログ」にも、マルサリスが登場していると思います。
ただ、マルサリスのジャズはまじめ過ぎると言うか、お堅いと言うか、時には「面白味がない」と言われることもあるぐらいです。
マイルス・デイビスはすぐに逃げ出してしまったジュリアード音楽院(今はジャズ学科もあるらしいですが、当時はクラシックだけの学校だったはず)をちゃんと卒業していますし、ビシッと着こなすスーツに象徴されるように、杓子定規な感じがすることも否めません。だからこそ「ジャズ初心者」にはオススメなのですが、ずーっと聞いていると、ちょっと飽きるかもしれません。
トム・クルーズの映画「コラテラル」でも、ジャズのことなんか、さっぱり知らない黒人のタクシー運転手が出てきましたが、彼が"今ドキの"アメリカ人なのかもしれません。
マルサリスがipodのCMに登場するということは、日本で言うと森進一や五木ひろしがipodのCMに出ているような感覚に近いのではないでしょうか。
少し高い年齢層をipodに取り込もうとしているのか、ipodから新しいJazzブームを発信しようとしているのか、ちょっと楽しみなところですが、CM効果で「iTunesミュージックストア」でのマルサリスの曲のダウンロード数は急増しているようです。



