2006年10月02日

F1 中国GP

今年のF1シーズンも残りあとわずか。
ヨーロッパでのシリーズを終え、アジア(中国・日本)と南米(ブラジル)での戦いを残すばかりとなりました。
フェラーリが圧倒的に強かったここ何年かは、もうチャンピオンシップも決まって"消化試合"になることが多かったのですが、今年は違います。
2週連続開催となる中国-日本の2連戦は、チャンピオンシップを賭けたアツい戦いとなりました。

ところが、上海の週末は、その"アツさ"を冷ますかのような雨に見舞われました。
ホンダが優勝したハンガリーGPでわかったように、しっかり降っている雨に対しては、今年はミシュランのタイヤが有利なようです。
かなりしっかり降る雨の中の予選は、ブリヂストンタイヤを履くシューマッハも6位がやっとで、ルノー・ホンダといったミシュランユーザーが上位を占めることになりました。

中国GPは今年で3年目となります。
ほとんどのコースで優勝したことがあるシューマッハですが、過去2回はこのコースでは全然良いところがありませんでした。
一昨年は、ワンアタック予選で思いっきりスピンして後方グリッドに沈み、昨年はレース前にピットを出てグリッドに着く前にクラッシュする、というあり得ないアクシデンドに見舞われました。
シューマッハが、引退を表明して臨む初めてのレースを、この"ゲンの悪い"上海でどうこなすのかが私にとっての見所になっていました。

雨の予選に苦戦して3列目になってしまったのを見て「やっぱりシューは中国では運がないのかなぁ」と思いました。
それでも、予選の時点では、翌日のレースはドライコンディションになる、と言われていて、雨さえ降らなければまだ逆転の目も少しはあるとひそかに期待していました。
しかし、レース中継が始まってみるとコースはしっかり雨模様。
フォーメーションラップ中に映ったブリアトーレも、ニヤけて嬉しそうで、「やっぱりダメかぁ」とため息をついていました。

結果を見れば、このお天気が最終的にはシューマッハに味方してくれた、と言えるでしょう。
最初はポールポジションのアロンソくんが飛び出して、かなりのギャップを築いてしまい、「もうこれで決まりかな」と思うほどでしたが、だんだん路面が乾いて刻々とコースコンディションが変化する中、タイヤを交換するタイミングやタイヤのチョイスがアヤとなって、中盤は大勢のドライバーが代わる代わる最速ラップを取り合うような、面白い展開になりました。
乾いて行く路面を見て、多くのドライバーが最初のピットインではタイヤを変えない選択をした中、上位の中では、唯一最初のピットインで新しいレインタイヤに交換したアロンソくんの選択は失敗だったようです。
チームメイトのフィジコがタイヤを交換しないで走れたのですから、アロンソくんだけ何故あそこで新品に換える必要があったのかがわからないのですが、最初にギャップを広げるために、頑張って走りすぎてしまった、ということなのでしょうか。
とにかく、タイヤを換えてガクッとペースが落ちてしまったアロンソくんは、後半の必死の追い上げも虚しく、シューマッハの前でゴールすることはできませんでした。

一方シューマッハは、手のひらからこぼれかけていた優勝を、しっかりとすくいあげました。
ついにポイントでアロンソくんに並び、優勝回数でチャンピオンシップのトップに立ちました。
フェラーリファンの私でさえ、半年前には99%諦めていたチャンピオンシップが完全に夢でも奇跡でもなく、現実に起こる可能性大になってしまいました。

ラスト2戦、どんなレースが見られるのか楽しみですが、フェラーリファンの私としては、やはり、引退するシューマッハには、彼らしいレースをして欲しいと思っています。
勝っても負けても、色々な意味で"王者の貫禄"を見せて欲しいです。
ニックネーム 借金女王 at 22:53 | Comment(3) | TrackBack(0) | スポーツ観戦-F1
この記事へのコメント
ミハエルの逆転Vが真実味を帯びて来ましたね。
残されたあと2戦は共にブリヂストン・ユーザーにアドヴァンテージのあるコースですからフェルナンドはかなり厳しい戦いを強いられることになると思います。
いずれにせよ、残すレースはあと2つになってしまいましたね。
ミハエルのファイナルをしっかり見届けようと思います。
Posted by Strikes Back!! at 2006年10月03日 22:16
>Strikes Back!!さん
本当にシューがいなくなってしまうなんて、
まだ実感が沸きません。
鈴鹿のレースを早くみたいと思う反面、
ラストレース見るのが惜しい気もします。
Posted by 借金女王 at 2006年10月05日 01:31
特に女王さんにとってのF1は総合力の争いだったワケで、この近代F1のスタイルを確立したのはミハエルに他なりませんから思いもひとしおでしょうね。
ミハエルを批難する方もたくさんおりますが、賛否がはっきりするほどの足跡を連綿と綴ってきた歴史こそ偉大なドライヴァーの証だと思います。
誰にも真似の出来ない功績と業績に嫉妬する者たちの耳障りな発言に惑わされることなく、一つ一つのレースを完全燃焼していただきたいと思います。
彼にしか見えなかった高み、彼にしか踏み込めなかった領域に近づけるものなどしばらくいそうにもありませんから。
そして、彼にしか出来ない結末もきっと用意されていると思います。
彼にしか成しえない結末が・・
Posted by Strikes Back!! at 2006年10月06日 01:06
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