今シーズンはF1の記事をまだ一度も書いていませんでしたが、今年も毎レース生放送で観戦しています。
開幕から4戦が終わり、今シーズンは例年になく各チームの実力差が拮抗している感じで、目の離せない展開になっています。
そんな中、開幕当初から話題になっていたのが、スーパーアグリチームの資金難。
開幕前のテストにも参加できず、予備のパーツも用意できず、ほとんどぶっつけ本番、部品が壊れたらお終い、という中で今シーズンのレースを戦っていました。
先日のスペインGP前に、ほとんど決まりかけていた大型スポンサー契約がご破算になり、HONDAにも資金援助をお願いしていたようですが、とうとう立ち行かなくなってしまったようです。
今日、チームから正式に撤退が発表されました。
とにかく、F1のレースに参戦するには莫大なお金がかかります。
このため、近年、個人がオーナーになって、スポンサーを集めてチームを運営していくタイプの「プライベートチーム」はほとんどなくなってしまいました。名物オーナーが運営する老舗プライベーターも次々とチームを自動車メーカーに売却しています。今のF1は、ほとんどのチームが自動車メーカー名を冠したチーム名になっていて、個人名が入っているチームはもうほとんどありません。
その数少ない個人名を冠したチームが「スーパーアグリ」でしたが、資金難には勝てませんでした。
「オーナーもドライバーも車も日本製」を売りにしていたチームですから、日本企業がスポンサーについてくれることを期待していたのですが、結局大型スポンサーになってくれる企業はなかったようです。
少し(数千万円)ぐらいなら出してもいいよ、という企業はあったのかもしれません。
でも、F1チームの年間運営費は数百億円とも言われていますので、単位が違います。
元F1ドライバーの鈴木亜久里さんが、お金がかかることは十分承知の上でスーパーアグリというF1チームを立ち上げたのは、単にご自身の夢だったから、ということだけではありませんでした。
亜久里さんは以前からARTAプロジェクトといういわば「レースドライバー養成プロジェクト」のようなものも続けていました。
レーシングカートに出ているような子供のうちからサポートし、国内の色々なカテゴリーのレースに参戦して、養成しているドライバーにシートを与えながら育てて行く、というものです。
国内ではトップカテゴリーの「フォーミュラニッポン」をはじめ、様々なカテゴリーに「ARTAチーム」は参戦しています。
「そんなARTAのドライバーたちが最頂点にたどりついた時に座れるシートを用意してあげたい」
亜久里さんは、「スーパーアグリ」を立ち上げる時にそんな話をテレビでしていた記憶があります。
それを考えると、スーパーアグリチームがなくなってしまうのは、本当に残念です。
今のF1にはトヨタとホンダという日本の2大メーカーが参戦しています。ルノーチームにも日産の技術やスタッフが入っています。
でも、企業としての参戦である以上、その目的はスーパーアグリのような「夢」とか「ドライバーの目標点」ではなく、やはり「広告効果」です。
企業が莫大なお金をかけてF1に参戦するのは、そのカッコ良さや速さや信頼性(技術力)をアピールして、自社の車をたくさん売るためです。
もちろんメーカーチームのスタッフにも、「とにかくレースが好き」という人もたくさんいます。
でも、理屈や企業の思惑抜きで純粋に「レースが好き!レースをやりたい!」という人たちが集まってできたプライベートチームとは根本的に異なります。
私は自分が買う車を吟味するためにF1を見ているわけではなく、純粋に「モータースポーツ」として、コース上で速さを競う姿を楽しんでいます。
メーカーの品評会的なレースより、いわゆる「レース屋さん」と言われる人たちのプライドと意地のぶつかりあいのようなレースが見たいです。
私は日本人ドライバーや日本のメーカーのチームだから応援する、というようなことはしません。
日本のチームだからではなく、「プライベートチーム」であるスーパーアグリチームがF1から消えてしまうことが、F1ファンとして悲しいです。
2008年05月06日
2007年09月17日
F1GP2007 残り3レース
昨日、NFLのヴィンス・ヤングくんの悪口を書いたら、まさか読んだわけではないと思いますが、今日の試合ではなかなか良い活躍を見せてくれました。
ヴィンスくん、悪口言ってゴメンなさい
さて、F1です。
今年は去年のように毎レースの観戦記は書いていませんが、ちゃんと毎レース欠かさず生中継を見ています。
今年は2チーム・4人のドライバーのうち2人が4勝、2人が3勝という展開で残り3レースとなりました。
去年までしばらく続いた、"シューマッハ対他の誰か"という一騎打ちの構図は崩れ、シューマッハと対抗馬のチームメイトがそれぞれサポートに徹するということもなく、4人のドライバーが毎レースしのぎを削りあっています。
それだけ聞くと、さぞかしエキサイティングなわくわくするシーズンだね、ということになるのですが、残念ながらレースそのものとは別のところがザワザワし過ぎていて、見る方もやっている方も、レースに集中できない感じなのです。
私は以前、「F1レースそのものだけではなく、政治的な面も、資金力の差も全部ひっくるめてF1であって、それが魅力にもなっている」と書いたことがありますが、そんな私でも疑問に感じるほどの騒がしさです。
今シーズンからミシュランが撤退し、BSが全チームにタイヤを供給することになりました。例年では、タイヤメーカーが変わったチームは、車の作り方やセッティングの仕方を大きく転換させなくてはならない場合が多いようで、特に前半戦は苦戦するのが普通です。
去年優勝したルノーも、今シーズンの前半は結構苦労していた印象があります。
ところが、同じくタイヤが変わったマクラーレンは、最初から絶好調でした。
去年ダメダメだった信頼性の回復も含めて「やっぱりマクラーレンってすごいなぁ」と思っていました。
そう思っていたところに、"スパイ疑惑"が浮上したので、聞いた時は「驚き」よりも「ああ、やっぱりそういうことだったのか」と妙に納得してしまいました。
フェラーリからマクラーレンにどの程度の情報が漏れたのかはわかりませんが、マクラーレンは"有罪"認定を受けたのですから、少なくとも何もない、ということはないのでしょう。
せっかく久しぶりにフェラーリとマクラーレンがトップ争いを繰り広げているシーズン中に、こんな話が出てきてしまうと、興醒めしてしまいます。
熾烈なトップ争いすら、茶番劇のようにも見えてきてしまいます。
その上、マクラーレンのふたりのドライバーの不仲説。
ふたりともまだ若い男の子です。ふたりとも、小さい時からどのカテゴリーでもトップドライバーで、周りからチヤホヤされ続け、若くしてF1ドライバーになったのですから、「オレが一番速い」と思っているのは当然で、ポイントが拮抗してくれば、チームメイトと言えどもライバル視し合うのも当然予測できることです。
そこをうまくコントロールして、両ドライバーが気持ちよく、心置きなくレースに専念できるようにしてあげるのがチームの役目ではないか、と私は思います。
しかも、新興チームではなく名門のマクラーレンチームです。ふたりのドライバーにとってはお爺ちゃんぐらいの年齢の、百戦錬磨の大人たちがたくさんいるのに、どうしてふたりをコントロールできないままでいるのかが不思議です。
ハンガリーの予選での件も、どっちのドライバーが悪い、という話ではなく、チームの失態だと思います。
ふたりをなだめてコントロールする立場にいるはずのロン・デニス自身が、ブチ切れたような姿を国際映像にさらしているのにはかなりがっかりしました。
このスパイ疑惑とドライバーの件で、マクラーレンというチームが私の中でははかなり色あせてしまいました。
マクラーレンは、ハッキネンがいなくなってからは苦戦続きで、名門チームであるが故の焦りがあるのは理解できますが、それでも違和感は拭えません。
昨日は2年ぶりにスパでのレースを見ることができましたし、次は初めて見る富士でのF1です。
BMW以下"第2グループ"のチームの争いも面白いものがあります。
頭の中をよぎる違和感は隅に追いやって、残りの3レースを楽しみたいと思います。
ヴィンスくん、悪口言ってゴメンなさい
さて、F1です。
今年は去年のように毎レースの観戦記は書いていませんが、ちゃんと毎レース欠かさず生中継を見ています。
今年は2チーム・4人のドライバーのうち2人が4勝、2人が3勝という展開で残り3レースとなりました。
去年までしばらく続いた、"シューマッハ対他の誰か"という一騎打ちの構図は崩れ、シューマッハと対抗馬のチームメイトがそれぞれサポートに徹するということもなく、4人のドライバーが毎レースしのぎを削りあっています。
それだけ聞くと、さぞかしエキサイティングなわくわくするシーズンだね、ということになるのですが、残念ながらレースそのものとは別のところがザワザワし過ぎていて、見る方もやっている方も、レースに集中できない感じなのです。
私は以前、「F1レースそのものだけではなく、政治的な面も、資金力の差も全部ひっくるめてF1であって、それが魅力にもなっている」と書いたことがありますが、そんな私でも疑問に感じるほどの騒がしさです。
今シーズンからミシュランが撤退し、BSが全チームにタイヤを供給することになりました。例年では、タイヤメーカーが変わったチームは、車の作り方やセッティングの仕方を大きく転換させなくてはならない場合が多いようで、特に前半戦は苦戦するのが普通です。
去年優勝したルノーも、今シーズンの前半は結構苦労していた印象があります。
ところが、同じくタイヤが変わったマクラーレンは、最初から絶好調でした。
去年ダメダメだった信頼性の回復も含めて「やっぱりマクラーレンってすごいなぁ」と思っていました。
そう思っていたところに、"スパイ疑惑"が浮上したので、聞いた時は「驚き」よりも「ああ、やっぱりそういうことだったのか」と妙に納得してしまいました。
フェラーリからマクラーレンにどの程度の情報が漏れたのかはわかりませんが、マクラーレンは"有罪"認定を受けたのですから、少なくとも何もない、ということはないのでしょう。
せっかく久しぶりにフェラーリとマクラーレンがトップ争いを繰り広げているシーズン中に、こんな話が出てきてしまうと、興醒めしてしまいます。
熾烈なトップ争いすら、茶番劇のようにも見えてきてしまいます。
その上、マクラーレンのふたりのドライバーの不仲説。
ふたりともまだ若い男の子です。ふたりとも、小さい時からどのカテゴリーでもトップドライバーで、周りからチヤホヤされ続け、若くしてF1ドライバーになったのですから、「オレが一番速い」と思っているのは当然で、ポイントが拮抗してくれば、チームメイトと言えどもライバル視し合うのも当然予測できることです。
そこをうまくコントロールして、両ドライバーが気持ちよく、心置きなくレースに専念できるようにしてあげるのがチームの役目ではないか、と私は思います。
しかも、新興チームではなく名門のマクラーレンチームです。ふたりのドライバーにとってはお爺ちゃんぐらいの年齢の、百戦錬磨の大人たちがたくさんいるのに、どうしてふたりをコントロールできないままでいるのかが不思議です。
ハンガリーの予選での件も、どっちのドライバーが悪い、という話ではなく、チームの失態だと思います。
ふたりをなだめてコントロールする立場にいるはずのロン・デニス自身が、ブチ切れたような姿を国際映像にさらしているのにはかなりがっかりしました。
このスパイ疑惑とドライバーの件で、マクラーレンというチームが私の中でははかなり色あせてしまいました。
マクラーレンは、ハッキネンがいなくなってからは苦戦続きで、名門チームであるが故の焦りがあるのは理解できますが、それでも違和感は拭えません。
昨日は2年ぶりにスパでのレースを見ることができましたし、次は初めて見る富士でのF1です。
BMW以下"第2グループ"のチームの争いも面白いものがあります。
頭の中をよぎる違和感は隅に追いやって、残りの3レースを楽しみたいと思います。
2007年03月19日
F1GP2007 開幕戦
今年もF1が開幕しました。
例年は3月の初旬に開幕していましたが、今年は半月ほど遅めの開幕です。
15年間ずっと応援してきたフェラーリからシューマッハもロス・ブラウンもいなくなってしまい、自分の中の"ティフォシ魂"はどうなるのか、開幕前は自分でもわかりませんでした。
でも、やっぱり私はフェラーリが好きみたいです。
闘牛の牛ではありませんが、あの赤いマシンを見ると気分が高揚してきて、トップを快走するキミちゃんの優勝を願い、最後尾から追い上げるマッサくんを応援していました。
そうは言っても、同世代のシューマッハが引退し、若いルーキーも何人か入って、平均年齢もグッと下がったF1を見る視点は、少し変わったかな、という気はしています。
こぶしを握ってアツくなって応援するというよりは、「若い子たちががんばってるなぁ」と暖かく見守ってあげたい、という感じです。
ルーキードライバーの中でも、去年GP2で活躍したハミルトンくんは、スタートでアロンソくんをかわしてジャンプアップするなど、かなりいい感じでした。
見事デビュー戦で表彰台もゲットし、今後が楽しみです。
顔の好みで言うと、ダントツにコバライネンくんなんですが、今回のレースではコースオフするシーンばかり映されてしまい、ちょっとハミルトンくんとは対照的なデビュー戦になってしまったようです。
以前のヤルノくんみたいに、ブリアトーレの怒りを買わないように、がんばって欲しいところです。
今年は久しぶりにタイヤメーカーが1社だけとなり、その分つまらなくなってしまうのが心配でした。
でも、レースの中で2種類のタイヤを必ず両方使わなくてはならない、というF1にしては珍しく気の利いた面白いルールができたので、戦略の駆け引きに期待したいところです。
オンボード映像の時に映るエンジンの回転数メーターが、本当にピッタリ19000回転以上には少しも振れないのを見ると、物足りなさを感じなくもありません。
でも、決められた枠の中でいかに速く走ることができるクルマを作るかが、"F1テクノロジー"とも言えます。
とにかく、面白いレースがたくさん見せて欲しいと思います。
例年は3月の初旬に開幕していましたが、今年は半月ほど遅めの開幕です。
15年間ずっと応援してきたフェラーリからシューマッハもロス・ブラウンもいなくなってしまい、自分の中の"ティフォシ魂"はどうなるのか、開幕前は自分でもわかりませんでした。
でも、やっぱり私はフェラーリが好きみたいです。
闘牛の牛ではありませんが、あの赤いマシンを見ると気分が高揚してきて、トップを快走するキミちゃんの優勝を願い、最後尾から追い上げるマッサくんを応援していました。
そうは言っても、同世代のシューマッハが引退し、若いルーキーも何人か入って、平均年齢もグッと下がったF1を見る視点は、少し変わったかな、という気はしています。
こぶしを握ってアツくなって応援するというよりは、「若い子たちががんばってるなぁ」と暖かく見守ってあげたい、という感じです。
ルーキードライバーの中でも、去年GP2で活躍したハミルトンくんは、スタートでアロンソくんをかわしてジャンプアップするなど、かなりいい感じでした。
見事デビュー戦で表彰台もゲットし、今後が楽しみです。
顔の好みで言うと、ダントツにコバライネンくんなんですが、今回のレースではコースオフするシーンばかり映されてしまい、ちょっとハミルトンくんとは対照的なデビュー戦になってしまったようです。
以前のヤルノくんみたいに、ブリアトーレの怒りを買わないように、がんばって欲しいところです。
今年は久しぶりにタイヤメーカーが1社だけとなり、その分つまらなくなってしまうのが心配でした。
でも、レースの中で2種類のタイヤを必ず両方使わなくてはならない、というF1にしては珍しく気の利いた面白いルールができたので、戦略の駆け引きに期待したいところです。
オンボード映像の時に映るエンジンの回転数メーターが、本当にピッタリ19000回転以上には少しも振れないのを見ると、物足りなさを感じなくもありません。
でも、決められた枠の中でいかに速く走ることができるクルマを作るかが、"F1テクノロジー"とも言えます。
とにかく、面白いレースがたくさん見せて欲しいと思います。
2006年10月23日
F1最終戦 ブラジルGP
とうとうシューマッハの最後のレースが終わってしまいました。
鈴鹿でのまさかのエンジンブロー、ブラジルでも予選では信じられないようなマシントラブルが起こり、レースではタイヤバーストと、引退を表明した途端、それまでは考えられなかったようなトラブルが立て続けに彼を襲いました。
でも、それは彼を襲った「非情のトラブル」というよりは、マシンもエンジンもタイヤも、まるで「引退なんかしないでよ〜」と、ダダをこねて彼を引き止めているように見えました。
タイヤのバーストで余儀なく最後尾に回されてからの彼の走りは、まさに「皇帝」らしいものでした。
次々と先行するマシンをパスし、最速ラップを更新し続けながら、ほぼ丸々一周分の遅れを見事に取り戻し、あと一歩で表彰台という位置にまでカムバックしました。
今週のフェラーリの仕上がりはとても良くて、フリー走行でも予選でも圧倒的な速さを見せていました。
最後にシューマッハは、フェラーリが圧倒的に強かった頃には定石だった、余力を残してポールポジョンを取り、レーススタートから十分にマージンを稼ぎ、ピットインをしても、一度もラップリーダーを他に渡すことなく優勝するようなレースをしてくれるのかな、と思っていました。
仮にノントラブルで、そういうレースをして優勝していても、きっと「さすがに皇帝らしい、強いレースをした」と、後々まで語り継がれることになったと思います。
しかし、レースの神様が彼に与えた「有終の美」は、最後まで一瞬とも手を抜くことが許されない、「攻め」に徹したドライビングでした。
こんなレース展開だったからこそ、「やはりシューマッハは最速・最強」だということをあらためて証明できたのかもしれません。
過去にもシューマッハは、トラブルなどで最後尾近くまで落ちたところから劇的なカムバックを果たし、表彰台に上ったレースを何回かしています。
フェラーリファンとしては、終始トップを走り続けるようなレースももちろん嬉しかったですが、やはり、前をどんどんパスしながら順位を上げてくるようなレース展開にはゾクゾクし、F1の「かっこよさ」を実感することができました。
最後のレースで、そんな「ゾクゾクする速さ」を見せてくれた彼に、今は心からの賛辞を送りたいと思います。
今思うと、唯一の心残りは、今年のレースカレンダーにスパがなかったことです。
ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットは、91年にシューマッハが鮮烈なデビューを飾ったコースです。
鈴鹿などと並び称されるドライバーズ・サーキットのひとつで、私もいつも、ここでのレースはちょっと特別なワクワク感をおぼえながら観戦していました。
欲を言えば、最後にシューマッハがオー・ルージュを駆け上がる姿を見ておきたかったなぁ・・・
私がF1を見るようになってから、ほぼずっと、彼は当然のようにトップドライバーとして君臨していました。
シューマッハのいないF1が私の目にどう映るのか、それは来年のGPが開幕してみないとわかりません。
来年も、こうして全戦の観戦記をブログに書くほど夢中になれるかどうかもわかりません。
とにかく、今シーズンのF1は終わりました。
来月からはNBAも開幕するし、NFLもいよいよプレイオフに向かって架橋に入っていきますので、ひとまずF1のことは来年3月の開幕までは忘れることにします。
来年の今頃、私がF1についてどんな記事を書いているのか、自分でも楽しみです。
鈴鹿でのまさかのエンジンブロー、ブラジルでも予選では信じられないようなマシントラブルが起こり、レースではタイヤバーストと、引退を表明した途端、それまでは考えられなかったようなトラブルが立て続けに彼を襲いました。
でも、それは彼を襲った「非情のトラブル」というよりは、マシンもエンジンもタイヤも、まるで「引退なんかしないでよ〜」と、ダダをこねて彼を引き止めているように見えました。
タイヤのバーストで余儀なく最後尾に回されてからの彼の走りは、まさに「皇帝」らしいものでした。
次々と先行するマシンをパスし、最速ラップを更新し続けながら、ほぼ丸々一周分の遅れを見事に取り戻し、あと一歩で表彰台という位置にまでカムバックしました。
今週のフェラーリの仕上がりはとても良くて、フリー走行でも予選でも圧倒的な速さを見せていました。
最後にシューマッハは、フェラーリが圧倒的に強かった頃には定石だった、余力を残してポールポジョンを取り、レーススタートから十分にマージンを稼ぎ、ピットインをしても、一度もラップリーダーを他に渡すことなく優勝するようなレースをしてくれるのかな、と思っていました。
仮にノントラブルで、そういうレースをして優勝していても、きっと「さすがに皇帝らしい、強いレースをした」と、後々まで語り継がれることになったと思います。
しかし、レースの神様が彼に与えた「有終の美」は、最後まで一瞬とも手を抜くことが許されない、「攻め」に徹したドライビングでした。
こんなレース展開だったからこそ、「やはりシューマッハは最速・最強」だということをあらためて証明できたのかもしれません。
過去にもシューマッハは、トラブルなどで最後尾近くまで落ちたところから劇的なカムバックを果たし、表彰台に上ったレースを何回かしています。
フェラーリファンとしては、終始トップを走り続けるようなレースももちろん嬉しかったですが、やはり、前をどんどんパスしながら順位を上げてくるようなレース展開にはゾクゾクし、F1の「かっこよさ」を実感することができました。
最後のレースで、そんな「ゾクゾクする速さ」を見せてくれた彼に、今は心からの賛辞を送りたいと思います。
今思うと、唯一の心残りは、今年のレースカレンダーにスパがなかったことです。
ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットは、91年にシューマッハが鮮烈なデビューを飾ったコースです。
鈴鹿などと並び称されるドライバーズ・サーキットのひとつで、私もいつも、ここでのレースはちょっと特別なワクワク感をおぼえながら観戦していました。
欲を言えば、最後にシューマッハがオー・ルージュを駆け上がる姿を見ておきたかったなぁ・・・
私がF1を見るようになってから、ほぼずっと、彼は当然のようにトップドライバーとして君臨していました。
シューマッハのいないF1が私の目にどう映るのか、それは来年のGPが開幕してみないとわかりません。
来年も、こうして全戦の観戦記をブログに書くほど夢中になれるかどうかもわかりません。
とにかく、今シーズンのF1は終わりました。
来月からはNBAも開幕するし、NFLもいよいよプレイオフに向かって架橋に入っていきますので、ひとまずF1のことは来年3月の開幕までは忘れることにします。
来年の今頃、私がF1についてどんな記事を書いているのか、自分でも楽しみです。
2006年10月08日
F1 日本GP
まだレースは終わっていないんですが、さっきシューマッハのエンジンが煙を吐いて止まってしまいました。
一気に力が抜けてしまいました。
この週末は完璧にフェラーリペースで、楽勝ムードが漂っていました。
予選でもシューマッハは脅威のラップを叩き出し、絶好調に見えました。
それが、まさか、こんなことになるとは・・・
ちょっと、言葉になりません。
これで、今、トップでゴールしたアロンソくんが、ほぼチャンピオンシップを手中に収めました。
実にドラマチックな展開になった今シーズンも、とうとうあと一戦です。
最後の最後に、どんなドラマが待っているのでしょうか・・・
一気に力が抜けてしまいました。
この週末は完璧にフェラーリペースで、楽勝ムードが漂っていました。
予選でもシューマッハは脅威のラップを叩き出し、絶好調に見えました。
それが、まさか、こんなことになるとは・・・
ちょっと、言葉になりません。
これで、今、トップでゴールしたアロンソくんが、ほぼチャンピオンシップを手中に収めました。
実にドラマチックな展開になった今シーズンも、とうとうあと一戦です。
最後の最後に、どんなドラマが待っているのでしょうか・・・
2006年10月02日
F1 中国GP
今年のF1シーズンも残りあとわずか。
ヨーロッパでのシリーズを終え、アジア(中国・日本)と南米(ブラジル)での戦いを残すばかりとなりました。
フェラーリが圧倒的に強かったここ何年かは、もうチャンピオンシップも決まって"消化試合"になることが多かったのですが、今年は違います。
2週連続開催となる中国-日本の2連戦は、チャンピオンシップを賭けたアツい戦いとなりました。
ところが、上海の週末は、その"アツさ"を冷ますかのような雨に見舞われました。
ホンダが優勝したハンガリーGPでわかったように、しっかり降っている雨に対しては、今年はミシュランのタイヤが有利なようです。
かなりしっかり降る雨の中の予選は、ブリヂストンタイヤを履くシューマッハも6位がやっとで、ルノー・ホンダといったミシュランユーザーが上位を占めることになりました。
中国GPは今年で3年目となります。
ほとんどのコースで優勝したことがあるシューマッハですが、過去2回はこのコースでは全然良いところがありませんでした。
一昨年は、ワンアタック予選で思いっきりスピンして後方グリッドに沈み、昨年はレース前にピットを出てグリッドに着く前にクラッシュする、というあり得ないアクシデンドに見舞われました。
シューマッハが、引退を表明して臨む初めてのレースを、この"ゲンの悪い"上海でどうこなすのかが私にとっての見所になっていました。
雨の予選に苦戦して3列目になってしまったのを見て「やっぱりシューは中国では運がないのかなぁ」と思いました。
それでも、予選の時点では、翌日のレースはドライコンディションになる、と言われていて、雨さえ降らなければまだ逆転の目も少しはあるとひそかに期待していました。
しかし、レース中継が始まってみるとコースはしっかり雨模様。
フォーメーションラップ中に映ったブリアトーレも、ニヤけて嬉しそうで、「やっぱりダメかぁ」とため息をついていました。
結果を見れば、このお天気が最終的にはシューマッハに味方してくれた、と言えるでしょう。
最初はポールポジションのアロンソくんが飛び出して、かなりのギャップを築いてしまい、「もうこれで決まりかな」と思うほどでしたが、だんだん路面が乾いて刻々とコースコンディションが変化する中、タイヤを交換するタイミングやタイヤのチョイスがアヤとなって、中盤は大勢のドライバーが代わる代わる最速ラップを取り合うような、面白い展開になりました。
乾いて行く路面を見て、多くのドライバーが最初のピットインではタイヤを変えない選択をした中、上位の中では、唯一最初のピットインで新しいレインタイヤに交換したアロンソくんの選択は失敗だったようです。
チームメイトのフィジコがタイヤを交換しないで走れたのですから、アロンソくんだけ何故あそこで新品に換える必要があったのかがわからないのですが、最初にギャップを広げるために、頑張って走りすぎてしまった、ということなのでしょうか。
とにかく、タイヤを換えてガクッとペースが落ちてしまったアロンソくんは、後半の必死の追い上げも虚しく、シューマッハの前でゴールすることはできませんでした。
一方シューマッハは、手のひらからこぼれかけていた優勝を、しっかりとすくいあげました。
ついにポイントでアロンソくんに並び、優勝回数でチャンピオンシップのトップに立ちました。
フェラーリファンの私でさえ、半年前には99%諦めていたチャンピオンシップが完全に夢でも奇跡でもなく、現実に起こる可能性大になってしまいました。
ラスト2戦、どんなレースが見られるのか楽しみですが、フェラーリファンの私としては、やはり、引退するシューマッハには、彼らしいレースをして欲しいと思っています。
勝っても負けても、色々な意味で"王者の貫禄"を見せて欲しいです。
ヨーロッパでのシリーズを終え、アジア(中国・日本)と南米(ブラジル)での戦いを残すばかりとなりました。
フェラーリが圧倒的に強かったここ何年かは、もうチャンピオンシップも決まって"消化試合"になることが多かったのですが、今年は違います。
2週連続開催となる中国-日本の2連戦は、チャンピオンシップを賭けたアツい戦いとなりました。
ところが、上海の週末は、その"アツさ"を冷ますかのような雨に見舞われました。
ホンダが優勝したハンガリーGPでわかったように、しっかり降っている雨に対しては、今年はミシュランのタイヤが有利なようです。
かなりしっかり降る雨の中の予選は、ブリヂストンタイヤを履くシューマッハも6位がやっとで、ルノー・ホンダといったミシュランユーザーが上位を占めることになりました。
中国GPは今年で3年目となります。
ほとんどのコースで優勝したことがあるシューマッハですが、過去2回はこのコースでは全然良いところがありませんでした。
一昨年は、ワンアタック予選で思いっきりスピンして後方グリッドに沈み、昨年はレース前にピットを出てグリッドに着く前にクラッシュする、というあり得ないアクシデンドに見舞われました。
シューマッハが、引退を表明して臨む初めてのレースを、この"ゲンの悪い"上海でどうこなすのかが私にとっての見所になっていました。
雨の予選に苦戦して3列目になってしまったのを見て「やっぱりシューは中国では運がないのかなぁ」と思いました。
それでも、予選の時点では、翌日のレースはドライコンディションになる、と言われていて、雨さえ降らなければまだ逆転の目も少しはあるとひそかに期待していました。
しかし、レース中継が始まってみるとコースはしっかり雨模様。
フォーメーションラップ中に映ったブリアトーレも、ニヤけて嬉しそうで、「やっぱりダメかぁ」とため息をついていました。
結果を見れば、このお天気が最終的にはシューマッハに味方してくれた、と言えるでしょう。
最初はポールポジションのアロンソくんが飛び出して、かなりのギャップを築いてしまい、「もうこれで決まりかな」と思うほどでしたが、だんだん路面が乾いて刻々とコースコンディションが変化する中、タイヤを交換するタイミングやタイヤのチョイスがアヤとなって、中盤は大勢のドライバーが代わる代わる最速ラップを取り合うような、面白い展開になりました。
乾いて行く路面を見て、多くのドライバーが最初のピットインではタイヤを変えない選択をした中、上位の中では、唯一最初のピットインで新しいレインタイヤに交換したアロンソくんの選択は失敗だったようです。
チームメイトのフィジコがタイヤを交換しないで走れたのですから、アロンソくんだけ何故あそこで新品に換える必要があったのかがわからないのですが、最初にギャップを広げるために、頑張って走りすぎてしまった、ということなのでしょうか。
とにかく、タイヤを換えてガクッとペースが落ちてしまったアロンソくんは、後半の必死の追い上げも虚しく、シューマッハの前でゴールすることはできませんでした。
一方シューマッハは、手のひらからこぼれかけていた優勝を、しっかりとすくいあげました。
ついにポイントでアロンソくんに並び、優勝回数でチャンピオンシップのトップに立ちました。
フェラーリファンの私でさえ、半年前には99%諦めていたチャンピオンシップが完全に夢でも奇跡でもなく、現実に起こる可能性大になってしまいました。
ラスト2戦、どんなレースが見られるのか楽しみですが、フェラーリファンの私としては、やはり、引退するシューマッハには、彼らしいレースをして欲しいと思っています。
勝っても負けても、色々な意味で"王者の貫禄"を見せて欲しいです。
2006年09月11日
F1 イタリアGP
ティフォシの情熱と歓声で真っ赤に染まったモンツァサーキットは、まるでフェラーリの優勝が決定したかのような興奮に包まれていました。
ついに皇帝・シューマッハの引退発表か?という話題で持ち切りの中始まったこのGP。
毎年、地元モンツァではとても速いフェラーリが、今年もフリー走行、予選と速さを見せてくれました。
しかも、ライバル・アロンソくんは予選での妨害行為を取られて10番グリッドまで降格されてしまいました。
ルノーチームはレース前に怒りの会見を行ったようですし、私も予選の中継を見た限りでは、タイムアップ寸前で、ギリギリアタックに入れるかどうかという瀬戸際で必死にアウトラップを走っていたアロンソくんが、意図的に後ろを妨害するような余裕は当然なかったと思いますし、後ろでアタック中だったマッサくんより、アロンソくんが特別遅く走ったとも思えません。
この裁定に、いつもはクールなアロンソくんもさすがに頭にきたのでしょう。
それに当然、チャンピオン争いを考えれば、ノーポイントで終わるなんてあり得ません。
いつもはテレビの解説陣から「タイヤやエンジンを優しいドライバー」と評価されているアロンソくんも、今回ばかりはエンジンやタイヤのことは二の次で、猛ブッシュしたのかもしれません。
しかし、ここはタダでもエンジンに厳しいモンツァです。
必死の猛追撃で3位まで浮上したものの、最後にはエンジンが悲鳴をあげてしまいました。
ルノーのこんなトラブルを見るのは、何レースぶりでしょう。
フェラーリファンの私も、さすがにこれにはびっくりしてしまいました。
このトラブルの本当の原因は何だったのかはわかりませんが、アロンソくんの焦りと怒り、そしてサーキットに詰め掛けたティフォシたちの"呪い"のせいのように見えました。
こうしてアロンソくんは痛恨のノーポイント、そしてシューマッハは見事優勝を飾り、チャンピオンシップポイントはついに2ポイント差となりました。
シューマッハも会見で言っていましたが、カナダGPの頃までは、まさかこんな展開になるとは、フェラーリファンの私も思ってもいませんでした。
そして、会見の席で、シューマッハ自身の口から今シーズン限りでの引退が発表されました。
私がF1を見るようになって15年余りですが、そのほとんどのレースに彼はいましたし、その大半のシーズンでチャンピオンでした。
私はずっとフェラーリファンなので、ベネトン時代のシューマッハは憎らしいほどでしたが、その彼がフェラーリに来て、長年低迷を続けてきたチームを建て直し、王者の風格あふれる常勝チームに変えてくれました。
ひたすら"勝ち"にこだわる彼の姿勢は、批判されることも多かったですが、それでも彼が多くの記録を打ち立てた偉大なF1ドライバーであることは間違いないですし、好意的であっても悪意を持ってであっても、彼の名を口にせずにF1を語ることはできないほどに存在感のある人です。
フェラーリの地元モンツァで彼らしいレース運びで優勝を飾り、次のシートを譲ることになったキミと、新人で初表彰台のクビサくんを左右に従え、世界中に生中継される優勝会見の席で、自ら引退を表明する、というのは、プロスポーツ選手の引退発表の方法としては、最高のシチュエーションだったと思います。
覚悟していたとはいえ、あらためて本人の口から引退表明を聞いてみると、思っていた以上に寂しさがこみ上げてきました。
年齢もほんとんど一緒のせいでしょうか、"ひとつの時代が終わるなぁ"というノスタルジックな思いが込み上げてきました。
これからしばらくは、フェラリー・キミvsマクラーレン・アロンソという「キミアロ時代」になるのかもしれません。ふたりとも後10年くらいはやれる、若いドライバーです。
今回表彰台にあがったクビサくんと言い、去年・今年のGP2の主役だったニコやハミルトン、コバライネン、ピケJrといったさらに若い世代のドライバーもどんどん台頭してくるでしょう。
楽しみは続くので、シューマッハがいなくなるからといって、F1を見なくなることはないと思いますが、シューマッハと同世代の私としては、これから少し見方が変わってくるような気もします。
来年の今頃、私がどんな思いでF1を見ているのかは、まだわかりません。
はやいもので、今シーズンも残り3レースです。
チャンピオンシップはどうやら最終戦までもつれ込みそうな様相になってきました。
シューマッハの最後の走りを目に焼き付けつつ、最後までチャンピオンシップの行方を楽しみにしたいと思います。
NFLも開幕したので、結構観戦スケジュールがタイトなのですが、秋の夜長をスポーツ観戦でたっぷり満喫したいと思います。
ついに皇帝・シューマッハの引退発表か?という話題で持ち切りの中始まったこのGP。
毎年、地元モンツァではとても速いフェラーリが、今年もフリー走行、予選と速さを見せてくれました。
しかも、ライバル・アロンソくんは予選での妨害行為を取られて10番グリッドまで降格されてしまいました。
ルノーチームはレース前に怒りの会見を行ったようですし、私も予選の中継を見た限りでは、タイムアップ寸前で、ギリギリアタックに入れるかどうかという瀬戸際で必死にアウトラップを走っていたアロンソくんが、意図的に後ろを妨害するような余裕は当然なかったと思いますし、後ろでアタック中だったマッサくんより、アロンソくんが特別遅く走ったとも思えません。
この裁定に、いつもはクールなアロンソくんもさすがに頭にきたのでしょう。
それに当然、チャンピオン争いを考えれば、ノーポイントで終わるなんてあり得ません。
いつもはテレビの解説陣から「タイヤやエンジンを優しいドライバー」と評価されているアロンソくんも、今回ばかりはエンジンやタイヤのことは二の次で、猛ブッシュしたのかもしれません。
しかし、ここはタダでもエンジンに厳しいモンツァです。
必死の猛追撃で3位まで浮上したものの、最後にはエンジンが悲鳴をあげてしまいました。
ルノーのこんなトラブルを見るのは、何レースぶりでしょう。
フェラーリファンの私も、さすがにこれにはびっくりしてしまいました。
このトラブルの本当の原因は何だったのかはわかりませんが、アロンソくんの焦りと怒り、そしてサーキットに詰め掛けたティフォシたちの"呪い"のせいのように見えました。
こうしてアロンソくんは痛恨のノーポイント、そしてシューマッハは見事優勝を飾り、チャンピオンシップポイントはついに2ポイント差となりました。
シューマッハも会見で言っていましたが、カナダGPの頃までは、まさかこんな展開になるとは、フェラーリファンの私も思ってもいませんでした。
そして、会見の席で、シューマッハ自身の口から今シーズン限りでの引退が発表されました。
私がF1を見るようになって15年余りですが、そのほとんどのレースに彼はいましたし、その大半のシーズンでチャンピオンでした。
私はずっとフェラーリファンなので、ベネトン時代のシューマッハは憎らしいほどでしたが、その彼がフェラーリに来て、長年低迷を続けてきたチームを建て直し、王者の風格あふれる常勝チームに変えてくれました。
ひたすら"勝ち"にこだわる彼の姿勢は、批判されることも多かったですが、それでも彼が多くの記録を打ち立てた偉大なF1ドライバーであることは間違いないですし、好意的であっても悪意を持ってであっても、彼の名を口にせずにF1を語ることはできないほどに存在感のある人です。
フェラーリの地元モンツァで彼らしいレース運びで優勝を飾り、次のシートを譲ることになったキミと、新人で初表彰台のクビサくんを左右に従え、世界中に生中継される優勝会見の席で、自ら引退を表明する、というのは、プロスポーツ選手の引退発表の方法としては、最高のシチュエーションだったと思います。
覚悟していたとはいえ、あらためて本人の口から引退表明を聞いてみると、思っていた以上に寂しさがこみ上げてきました。
年齢もほんとんど一緒のせいでしょうか、"ひとつの時代が終わるなぁ"というノスタルジックな思いが込み上げてきました。
これからしばらくは、フェラリー・キミvsマクラーレン・アロンソという「キミアロ時代」になるのかもしれません。ふたりとも後10年くらいはやれる、若いドライバーです。
今回表彰台にあがったクビサくんと言い、去年・今年のGP2の主役だったニコやハミルトン、コバライネン、ピケJrといったさらに若い世代のドライバーもどんどん台頭してくるでしょう。
楽しみは続くので、シューマッハがいなくなるからといって、F1を見なくなることはないと思いますが、シューマッハと同世代の私としては、これから少し見方が変わってくるような気もします。
来年の今頃、私がどんな思いでF1を見ているのかは、まだわかりません。
はやいもので、今シーズンも残り3レースです。
チャンピオンシップはどうやら最終戦までもつれ込みそうな様相になってきました。
シューマッハの最後の走りを目に焼き付けつつ、最後までチャンピオンシップの行方を楽しみにしたいと思います。
NFLも開幕したので、結構観戦スケジュールがタイトなのですが、秋の夜長をスポーツ観戦でたっぷり満喫したいと思います。
2006年08月28日
F1 トルコGP
フェラーリチームの人たちにとっては、とっても複雑な心境のレース結果でしょう。
マッサくんはほぼ完璧なレース運びで、初ポールから初優勝。
本当は勝たなくてはならなかったシューマッハの方は、アロンソくんの前でフィニッシュすることができず、よもやの3位となりました。
フランス・ドイツでは、"勝利の女神さま"は、もうアロンソくんには飽きて、またフェラーリに微笑むことにしたのかと思っていましたが、やっぱりもう一度、アロンソくんに乗り換えたようです。
今日の女神さまの"いたずら"は、なんといってもセーフティーカーです。
多分、ガソリンを多めに積んでいたであろうシューマッハの作戦をあざ笑うかのように、なんとも絶妙なタイミングで導入されました。
つい先日、F1はオーバーテイクが少ない、という話題を取り上げたばかりですが、このイスタンブールのコースは、他のコースに比べるとオーバーテイクのポイントも多く、コース上でのバトルも結構楽しめました。
最後の最後まで、シューvsアロの直接バトルもあったわけですが、相変わらずアロンソくんの「守り」の走りは見事でした。
でも、本当は、アロンソくんは若いんだし、もっとガツガツ攻めて欲しい、という気もします。
ラップタイムを2秒も落として、ディフェンスに回るやり方は、利口なのかもしれませんが、若さが感じられません。
アロンソくんは「チャンピオンシップを考えれば2位で良いんだ」と、良く言えば「冷静な大人の発言」をするのですが、レースドライバーたる者、もっと貪欲に「勝ち」を狙って欲しい、という気もするのです。
シューマッハは、時に「そこまでしなくても」と思うような強引な作戦や走りで、ひたすら上の順位を狙います。その強引さは非難されることもありますが、それが本来のレースドライバーの本性ではないか、とも思うのです。
最近のF1ドライバーは二十歳そこそこでデビューしてくる子が増えています。
アロンソくんもそのひとりです。
もちろん、才能があるから若くしてF1に乗れるのでしょうが、若い子を連れてきた方がギャラも安いし、素直に周りの大人の言うことを聞いてくれるので御しやすい、というチームの思惑も透けて見えます。
時には、何のわだかまりもなく「勝ち」を捨てて、「負けない」走りに切り替えてくれるようなドライバーの方が、チームにとっては都合が良いと思います。
ティーンエイジャーの頃から"青田買い"しておいた子を、チームに都合の良い、アロンソくんのような"大人の"思想を持ったドライバーに育て、二十歳そこそこでF1に乗せてしまう、というやり方も、F1からバドルを奪っている要因のひとつのようにも思います。
アメリカのインディやチャンプカーで活躍したドライバーがF1でなかなか活躍できないのも、この辺りにその一因があるのかもしれませんね。
マッサくんはほぼ完璧なレース運びで、初ポールから初優勝。
本当は勝たなくてはならなかったシューマッハの方は、アロンソくんの前でフィニッシュすることができず、よもやの3位となりました。
フランス・ドイツでは、"勝利の女神さま"は、もうアロンソくんには飽きて、またフェラーリに微笑むことにしたのかと思っていましたが、やっぱりもう一度、アロンソくんに乗り換えたようです。
今日の女神さまの"いたずら"は、なんといってもセーフティーカーです。
多分、ガソリンを多めに積んでいたであろうシューマッハの作戦をあざ笑うかのように、なんとも絶妙なタイミングで導入されました。
つい先日、F1はオーバーテイクが少ない、という話題を取り上げたばかりですが、このイスタンブールのコースは、他のコースに比べるとオーバーテイクのポイントも多く、コース上でのバトルも結構楽しめました。
最後の最後まで、シューvsアロの直接バトルもあったわけですが、相変わらずアロンソくんの「守り」の走りは見事でした。
でも、本当は、アロンソくんは若いんだし、もっとガツガツ攻めて欲しい、という気もします。
ラップタイムを2秒も落として、ディフェンスに回るやり方は、利口なのかもしれませんが、若さが感じられません。
アロンソくんは「チャンピオンシップを考えれば2位で良いんだ」と、良く言えば「冷静な大人の発言」をするのですが、レースドライバーたる者、もっと貪欲に「勝ち」を狙って欲しい、という気もするのです。
シューマッハは、時に「そこまでしなくても」と思うような強引な作戦や走りで、ひたすら上の順位を狙います。その強引さは非難されることもありますが、それが本来のレースドライバーの本性ではないか、とも思うのです。
最近のF1ドライバーは二十歳そこそこでデビューしてくる子が増えています。
アロンソくんもそのひとりです。
もちろん、才能があるから若くしてF1に乗れるのでしょうが、若い子を連れてきた方がギャラも安いし、素直に周りの大人の言うことを聞いてくれるので御しやすい、というチームの思惑も透けて見えます。
時には、何のわだかまりもなく「勝ち」を捨てて、「負けない」走りに切り替えてくれるようなドライバーの方が、チームにとっては都合が良いと思います。
ティーンエイジャーの頃から"青田買い"しておいた子を、チームに都合の良い、アロンソくんのような"大人の"思想を持ったドライバーに育て、二十歳そこそこでF1に乗せてしまう、というやり方も、F1からバドルを奪っている要因のひとつのようにも思います。
アメリカのインディやチャンプカーで活躍したドライバーがF1でなかなか活躍できないのも、この辺りにその一因があるのかもしれませんね。
2006年08月20日
「F1はつまらない」のか?
このブログに時々コメントやトラックバックをしてくださるStrikes Back!!さんが書いている「Fastest Lap」というブログは、専門的な視点からさまざまなモータースポーツについて言及しています。
私のようなミーハーなレースファンのブログとは違って、とても勉強になるブログなので、モータースポーツファンの方はぜひ読んでみてください。
先日、その「Fastest Lap」の記事からトラックバックをいただきました。
こちらの記事にコメントを書こうと思ったのですが、楽天広場の会員でないとコメントできないそうなので、この記事を読んだり、他の方の記事を読んだりして日ごろ思っていることを自分のブログに書いてみることにしました。
「最近のF1はつまらない」という声は、何年も前からあります。
その理由はStrikes Back!!さんも記事で書いてるように「バトルがない」「予定調和的」「車がカッコ悪い」というようなものや、「フジテレビの中継が下手くそ」とか「セナがいないから」なんていうものなど様々です。
「セナがいなくなってF1がつまらなくなった」という人は、もともとF1ファンではなく、セナのファンだったのでしょう。
「マイケル・ジョーダンがいなくなってNBAがつまらなくなった」と言っている人と同じで、どんなに素晴らしい選手が出てきたとしても、「セナが一番」「MJが一番」でなくては気が済まないだけのことなんだろうと思います。
「バトルがない」というのも、F1批判の王道的なコメントです。
確かにその通りです。
厳密に計算して究極の速さを目指して作られているF1の車だからこそ、簡単にラインも外せないし、決定的な速さの違いがない分、ズバッと抜くことがなかなかできません。
その点、Strikes Back!!さんが記事の中でF1と比較しているGP2はエキサイティングなレースです。F1と一緒にヨーロッパを回って、F1の前座レースのような形で行われているのですが、F1と同じコースを走っているのに、激しいバトルもオーバーテイクもあって、私も中継は夢中になって見ています。
2ヒート制で、2レース目は1レース目の1位から8位が逆順でグリッドにつく(1レース目の8位が2レース目のポールポジション)というシステムもエキサイティングでおもしろいです。
「レースの面白さはオーバーテイクだ」と思う人は、アメリカのNASCARやインディがおすすめです。オーバルコースを見渡せば、あっちもこっちもオーバーテイクシーンだらけです。前の車のスリップストリームを使って、まるで引き寄せられるかのように一気に近付いてズバッとオーバーテイクするシーンは、何度見てもワクワクします。
でも、オーバルのレースを「あんな競輪コースみたいな所をぐるぐる回るレースの何が面白いの?」と言う人もいます。
「オフロードや公道を走るラリーこそ、真の車の性能がわかるレースだよ」という人もいます。
で、私はどう思っているのかというと、F1もGP2もNASCARもWRCもGT選手権もそれぞれに面白くて好きです。それぞれに「楽しむポイント」が違うのです。
確かに同じ「モータースポーツ」ではありますが、「レースはこうあるべきだ」などと定義する必要はないと思いますし、比較する必要もないと思っています。
専門知識があればあるほど、自分なりの理想の車や理想のレースの形がより頭の中で具現化して、一応「モータースポーツの最高峰」と言われているF1がその理想と乖離することが嘆かわしくなるのかもしれません。
でもF1はF1だし、GP2はGP2です。どちらも面白いと思えば両方見れば良いし、F1がつまらないと思うならF1は見なければ良いと思います。
私も「F1はオーバーテイクやバトルが少ない」と思っています。
でも、だから「F1はつまらん」とは思っていません。F1の楽しみはそんな所にあるとは思っていないからです。
F1は単にドライバーやメカニックの腕を競うものではなく、長いスパンでの開発力・技術力、それを支える資金力や営業力、政治力までも含めた広い意味での「総合力」を競うレースだと思っています。
だから、F1に限っては、TCSでもマスダンパーでも可変ウイングでも、つけられる技術力と資金力があるならどんどんつければ良いと思っています。つけた結果、クルマがカッコ悪くなったとしても、それは主観の問題ですし、作る方も「見た目」を完全に無視するほどマーケティングを軽視はできないはずです。
ワンメイクのレースと違って、F1は最低限の決まりさえ守れば「カネにモノを言わせて」自由にクルマを作って良いレースです。コースに完成したクルマを持ち込む前から、レースは始まっているとも言えます。だから、何でもどんどん付ければ良いと思います。
時に実力よりもスポンサー力重視でドライバーが選ばれるのも、F1に限っては反対しません。ドライバーも「総合力」の中では1パーツに過ぎないのがF1です。
勝つと、表面上はドライバー個人が称えられ、祝福を一身に浴びているように見えますが、特にヨーロッパでは、F1の勝敗によってメーカーの売り上げは相当左右されると聞きます。
湯水のようにお金を使ってF1に参戦するのは、やはりそれなりの「見返り」があるからです。「大きな見返り」のために「大きな投資」をしているのです。
そういう意味で、F1は大げさに言えば「世界経済の縮図」です。
さわやかなスポーツマンシップとは程遠い「生臭さ」が漂っているのです。
確かにコース上でのバトルはありませんが、クルマをコースに並べるまでに様々な「バトル」があります。
私はそこが他のカテゴリにはない「F1のおもしろさ」だと思って見ているので、インディでオーバーテイクがないと腹が立ちますが、F1でオーバーテイクがなくてもあまりがっかりしないのです。
この所、F1からはプライベートチームがどんどん撤退し、メーカー系チームばかりになりつつあります。
これは、単に資金面でプライベートチームがメーカー系にかなわいということだけではなく、様々な思惑がうごめくF1の世界は「純粋にレースだけを仕事にしたい」という人たちにとっては決して居心地の良い場所ではないからなのかもしれません。
エディ・ジョーダンがチームを売ってF1から去った後、どこかのゴルフトーナメントでキャディをやっているのを見ましたが、彼はF1の中継では見たことがないような穏やかな笑顔を終始見せていました。
純粋な「レース屋さん」にとって居心地が悪い世界だということは、純粋な「レースファン」にとって魅力的でない世界だということなのでしょう。
だから、「純粋にレースを、コース上のバトルを楽しみたい」という人にとって、F1は物足りないのかもしれません。
でも、私はこうした生臭い部分も含めてF1を楽しんでいます。
紛争の火種があちこちにあるF1が、これからどこに進んでいくのかわかりませんが、私はF1が楽しめるうちは楽しんで見ようと思っていますし、楽しめなくなれば見なくなるだけだと思っています。
★8月21日追記
Strikes Back!!さんがこの記事に対するお返事記事をアップされました。
以下、その記事を読んでの所感です。
続きを読む
私のようなミーハーなレースファンのブログとは違って、とても勉強になるブログなので、モータースポーツファンの方はぜひ読んでみてください。
先日、その「Fastest Lap」の記事からトラックバックをいただきました。
こちらの記事にコメントを書こうと思ったのですが、楽天広場の会員でないとコメントできないそうなので、この記事を読んだり、他の方の記事を読んだりして日ごろ思っていることを自分のブログに書いてみることにしました。
「最近のF1はつまらない」という声は、何年も前からあります。
その理由はStrikes Back!!さんも記事で書いてるように「バトルがない」「予定調和的」「車がカッコ悪い」というようなものや、「フジテレビの中継が下手くそ」とか「セナがいないから」なんていうものなど様々です。
「セナがいなくなってF1がつまらなくなった」という人は、もともとF1ファンではなく、セナのファンだったのでしょう。
「マイケル・ジョーダンがいなくなってNBAがつまらなくなった」と言っている人と同じで、どんなに素晴らしい選手が出てきたとしても、「セナが一番」「MJが一番」でなくては気が済まないだけのことなんだろうと思います。
「バトルがない」というのも、F1批判の王道的なコメントです。
確かにその通りです。
厳密に計算して究極の速さを目指して作られているF1の車だからこそ、簡単にラインも外せないし、決定的な速さの違いがない分、ズバッと抜くことがなかなかできません。
その点、Strikes Back!!さんが記事の中でF1と比較しているGP2はエキサイティングなレースです。F1と一緒にヨーロッパを回って、F1の前座レースのような形で行われているのですが、F1と同じコースを走っているのに、激しいバトルもオーバーテイクもあって、私も中継は夢中になって見ています。
2ヒート制で、2レース目は1レース目の1位から8位が逆順でグリッドにつく(1レース目の8位が2レース目のポールポジション)というシステムもエキサイティングでおもしろいです。
「レースの面白さはオーバーテイクだ」と思う人は、アメリカのNASCARやインディがおすすめです。オーバルコースを見渡せば、あっちもこっちもオーバーテイクシーンだらけです。前の車のスリップストリームを使って、まるで引き寄せられるかのように一気に近付いてズバッとオーバーテイクするシーンは、何度見てもワクワクします。
でも、オーバルのレースを「あんな競輪コースみたいな所をぐるぐる回るレースの何が面白いの?」と言う人もいます。
「オフロードや公道を走るラリーこそ、真の車の性能がわかるレースだよ」という人もいます。
で、私はどう思っているのかというと、F1もGP2もNASCARもWRCもGT選手権もそれぞれに面白くて好きです。それぞれに「楽しむポイント」が違うのです。
確かに同じ「モータースポーツ」ではありますが、「レースはこうあるべきだ」などと定義する必要はないと思いますし、比較する必要もないと思っています。
専門知識があればあるほど、自分なりの理想の車や理想のレースの形がより頭の中で具現化して、一応「モータースポーツの最高峰」と言われているF1がその理想と乖離することが嘆かわしくなるのかもしれません。
でもF1はF1だし、GP2はGP2です。どちらも面白いと思えば両方見れば良いし、F1がつまらないと思うならF1は見なければ良いと思います。
私も「F1はオーバーテイクやバトルが少ない」と思っています。
でも、だから「F1はつまらん」とは思っていません。F1の楽しみはそんな所にあるとは思っていないからです。
F1は単にドライバーやメカニックの腕を競うものではなく、長いスパンでの開発力・技術力、それを支える資金力や営業力、政治力までも含めた広い意味での「総合力」を競うレースだと思っています。
だから、F1に限っては、TCSでもマスダンパーでも可変ウイングでも、つけられる技術力と資金力があるならどんどんつければ良いと思っています。つけた結果、クルマがカッコ悪くなったとしても、それは主観の問題ですし、作る方も「見た目」を完全に無視するほどマーケティングを軽視はできないはずです。
ワンメイクのレースと違って、F1は最低限の決まりさえ守れば「カネにモノを言わせて」自由にクルマを作って良いレースです。コースに完成したクルマを持ち込む前から、レースは始まっているとも言えます。だから、何でもどんどん付ければ良いと思います。
時に実力よりもスポンサー力重視でドライバーが選ばれるのも、F1に限っては反対しません。ドライバーも「総合力」の中では1パーツに過ぎないのがF1です。
勝つと、表面上はドライバー個人が称えられ、祝福を一身に浴びているように見えますが、特にヨーロッパでは、F1の勝敗によってメーカーの売り上げは相当左右されると聞きます。
湯水のようにお金を使ってF1に参戦するのは、やはりそれなりの「見返り」があるからです。「大きな見返り」のために「大きな投資」をしているのです。
そういう意味で、F1は大げさに言えば「世界経済の縮図」です。
さわやかなスポーツマンシップとは程遠い「生臭さ」が漂っているのです。
確かにコース上でのバトルはありませんが、クルマをコースに並べるまでに様々な「バトル」があります。
私はそこが他のカテゴリにはない「F1のおもしろさ」だと思って見ているので、インディでオーバーテイクがないと腹が立ちますが、F1でオーバーテイクがなくてもあまりがっかりしないのです。
この所、F1からはプライベートチームがどんどん撤退し、メーカー系チームばかりになりつつあります。
これは、単に資金面でプライベートチームがメーカー系にかなわいということだけではなく、様々な思惑がうごめくF1の世界は「純粋にレースだけを仕事にしたい」という人たちにとっては決して居心地の良い場所ではないからなのかもしれません。
エディ・ジョーダンがチームを売ってF1から去った後、どこかのゴルフトーナメントでキャディをやっているのを見ましたが、彼はF1の中継では見たことがないような穏やかな笑顔を終始見せていました。
純粋な「レース屋さん」にとって居心地が悪い世界だということは、純粋な「レースファン」にとって魅力的でない世界だということなのでしょう。
だから、「純粋にレースを、コース上のバトルを楽しみたい」という人にとって、F1は物足りないのかもしれません。
でも、私はこうした生臭い部分も含めてF1を楽しんでいます。
紛争の火種があちこちにあるF1が、これからどこに進んでいくのかわかりませんが、私はF1が楽しめるうちは楽しんで見ようと思っていますし、楽しめなくなれば見なくなるだけだと思っています。
★8月21日追記
Strikes Back!!さんがこの記事に対するお返事記事をアップされました。
以下、その記事を読んでの所感です。
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2006年08月06日
F1 ハンガリーGP
猛暑のフランス・ドイツの後は、異常なほど低温のハンガリーでのレース。
しかも久しぶりのウェットレースになり、レース展開は天候同様大荒れとなりました。
そもそも、波乱の予兆は金曜日のフリー走行からありました。
チャンピオン・アロンソくんが、フリー走行中に他車の進路を妨害したということで、予選タイムに2秒加算されるペナルティを課せられてしまいました。
ハンガリーのコースは短いので2秒のロスは致命的です。
これは圧倒的にシューマッハ有利と思いきや、翌日土曜日のフリー走行で、今度はシューマッハが赤旗無視の追い越しを行ったという理由で、アロンソくんとまったく同じペナルティをもらったのです。
そしてレース当日は、予想もしていなかった完全ウェットのレースとなりました。
長くF1を見ていますが、ウェットレースはこれまでフェラーリに有利に働くことが多かったので、中継が始まって、雨が降っているのを見たときは、密かに喜んでいました。
予選で後方グリッドに沈んだフェラーリが、雨のレースでは圧倒的な速さを見せ、15台以上をパスして優勝したレースも何度かあったように記憶しています。
ところが、レースが始まってみると、ウェットではここ数年、ミシュランより断然優位だったはずのブリヂストンタイヤのパフォーマンスがまったく上がらず、シューマッハはあっさりとアロンソくんに周回遅れにされてしまいました。
その後セフティーカーが入って周回遅れは取り戻し、コースが乾くに連れてシューマッハのペースも上がったものの、「ちよっと追いつかないなぁ」と諦めていたところに、アロンソくんの突然のリタイヤ。
去年から考えても、ほとんどミスのなかったルノーのピットクルーがついにミスをしてしまったのでしょうか。タイヤの付け損ないのように見えました。
これで、トップには追いつかないものの、2位が取れそうになってきたシューマッハは、コースが完全にドライになっても、レインタイヤのままコースに留まるという、一種の「賭け」に出ました。
他車が続々とドライタイヤに履き替えて、猛追してくる中、シューマッハは必死で順位をキープしようと頑張りましたが、結局無理をしすぎてしまったのか、残り3周ということろでリタイヤとなってしまいました。
私はこれですっかり放心状態になってしまったのですが、ふと気付くと、トップを快走しているのは、ホンダのジェイソン・バトンくんでした。
なんと、ついに
ホンダが優勝しました。
ドライバーのバトンくんにとっても、悲願の初優勝です。
F1の表彰台に"君が代"が流れるのを初めて聞きました。
まだまだ当分先のことだろうと思っていたのですが、荒れたレース展開に助けられたとはいえ、純粋な日本のチームがF1で優勝するのを見るのは、やはり嬉しいものです。
これでF1は2週間の夏休みに入ります。
レースは大波乱だったものの、チャンピオン争いのポイント差はまったく変わりませんでした。
残りレース数が減った分、アロンソくんが有利になったかもしれません。
フェラーリファンとしては、奇跡の逆転優勝を祈りながら、残りのレースを楽しみに観戦して行こうと思います。
しかも久しぶりのウェットレースになり、レース展開は天候同様大荒れとなりました。
そもそも、波乱の予兆は金曜日のフリー走行からありました。
チャンピオン・アロンソくんが、フリー走行中に他車の進路を妨害したということで、予選タイムに2秒加算されるペナルティを課せられてしまいました。
ハンガリーのコースは短いので2秒のロスは致命的です。
これは圧倒的にシューマッハ有利と思いきや、翌日土曜日のフリー走行で、今度はシューマッハが赤旗無視の追い越しを行ったという理由で、アロンソくんとまったく同じペナルティをもらったのです。
そしてレース当日は、予想もしていなかった完全ウェットのレースとなりました。
長くF1を見ていますが、ウェットレースはこれまでフェラーリに有利に働くことが多かったので、中継が始まって、雨が降っているのを見たときは、密かに喜んでいました。
予選で後方グリッドに沈んだフェラーリが、雨のレースでは圧倒的な速さを見せ、15台以上をパスして優勝したレースも何度かあったように記憶しています。
ところが、レースが始まってみると、ウェットではここ数年、ミシュランより断然優位だったはずのブリヂストンタイヤのパフォーマンスがまったく上がらず、シューマッハはあっさりとアロンソくんに周回遅れにされてしまいました。
その後セフティーカーが入って周回遅れは取り戻し、コースが乾くに連れてシューマッハのペースも上がったものの、「ちよっと追いつかないなぁ」と諦めていたところに、アロンソくんの突然のリタイヤ。
去年から考えても、ほとんどミスのなかったルノーのピットクルーがついにミスをしてしまったのでしょうか。タイヤの付け損ないのように見えました。
これで、トップには追いつかないものの、2位が取れそうになってきたシューマッハは、コースが完全にドライになっても、レインタイヤのままコースに留まるという、一種の「賭け」に出ました。
他車が続々とドライタイヤに履き替えて、猛追してくる中、シューマッハは必死で順位をキープしようと頑張りましたが、結局無理をしすぎてしまったのか、残り3周ということろでリタイヤとなってしまいました。
私はこれですっかり放心状態になってしまったのですが、ふと気付くと、トップを快走しているのは、ホンダのジェイソン・バトンくんでした。
なんと、ついに
ホンダが優勝しました。
ドライバーのバトンくんにとっても、悲願の初優勝です。
F1の表彰台に"君が代"が流れるのを初めて聞きました。
まだまだ当分先のことだろうと思っていたのですが、荒れたレース展開に助けられたとはいえ、純粋な日本のチームがF1で優勝するのを見るのは、やはり嬉しいものです。
これでF1は2週間の夏休みに入ります。
レースは大波乱だったものの、チャンピオン争いのポイント差はまったく変わりませんでした。
残りレース数が減った分、アロンソくんが有利になったかもしれません。
フェラーリファンとしては、奇跡の逆転優勝を祈りながら、残りのレースを楽しみに観戦して行こうと思います。
2006年07月31日
F1 ドイツGP
フェラーリひと筋・15年
の私でさえ、つい3戦前までは、フェラーリが逆転優勝できるとは思っていませんでした。
いかにルノーとアロンソくんの快進撃に水を差し、チャンピオン決定を遅らせることができるか、だと思っていました。
ところが、フェラーリはこの3戦を3勝。
一方ルノーは苦しいレースが続き、アロンソくんはこの3戦で1度しか表彰台に上がることができませんでした。
その結果、フェラーリ逆転優勝の芽が一気に現実味を帯びてきました
今回のホッケンハイムでのフェラーリの速さは、完全に他の車とは別次元でした。
中継でも、ブリヂストンタイヤのマッチングが賞賛されていましたが、一方で、去年までは暑い気候で高性能を発揮していたミシュランタイヤの方はパッとしませんでした。
レース後、ルノーのブリアトーレがミシュランの人を怖い顔で睨みつけながら、文句を言っているような映像がありましたが、それがすべてを物語っていたような気がします。
F1は夏休み前の連戦で、今週末にはもう次のハンガリーGPが行われます。
比較的ドイツ・フランスと同じような気候で、同じようなスペックのタイヤが使われることになりそうなので、フェラーリファンとしては、大いに期待が高まります。
次のレースに勝てれば、チャンピオンは完全に射程距離です
ところで、このレースから、亜久里さんチームの正ドライバーとして、山本左近くんが新車とともにレースデビューを果たしました。
早々にリタイヤしまったので何ともコメントのしようがないのですが、少しでも長くコースに留まって、はやくF1に慣れて欲しいですね。
の私でさえ、つい3戦前までは、フェラーリが逆転優勝できるとは思っていませんでした。
いかにルノーとアロンソくんの快進撃に水を差し、チャンピオン決定を遅らせることができるか、だと思っていました。
ところが、フェラーリはこの3戦を3勝。
一方ルノーは苦しいレースが続き、アロンソくんはこの3戦で1度しか表彰台に上がることができませんでした。
その結果、フェラーリ逆転優勝の芽が一気に現実味を帯びてきました
今回のホッケンハイムでのフェラーリの速さは、完全に他の車とは別次元でした。
中継でも、ブリヂストンタイヤのマッチングが賞賛されていましたが、一方で、去年までは暑い気候で高性能を発揮していたミシュランタイヤの方はパッとしませんでした。
レース後、ルノーのブリアトーレがミシュランの人を怖い顔で睨みつけながら、文句を言っているような映像がありましたが、それがすべてを物語っていたような気がします。
F1は夏休み前の連戦で、今週末にはもう次のハンガリーGPが行われます。
比較的ドイツ・フランスと同じような気候で、同じようなスペックのタイヤが使われることになりそうなので、フェラーリファンとしては、大いに期待が高まります。
次のレースに勝てれば、チャンピオンは完全に射程距離です
ところで、このレースから、亜久里さんチームの正ドライバーとして、山本左近くんが新車とともにレースデビューを果たしました。
早々にリタイヤしまったので何ともコメントのしようがないのですが、少しでも長くコースに留まって、はやくF1に慣れて欲しいですね。
2006年07月17日
F1 フランスGP
フェラーリ2連勝
"もっともタイヤに厳しい"とされるフランス・マニクールサーキットは、フェラーリ・シューマッハの得意コースのひとつですが、今日も危なげない走りで、マニクールでの通算8勝目
土曜日の予選前のフリー走行では、早い時間帯に2台ともにトラブルが発生し、ほとんど走ることができなかっただけに、予選でポールを獲得した後も、レースではどうなるかと少し心配でした。
しかし、ブリヂストンタイヤも前回のアメリカGPに続いて、ほぼカンペキなパフォーマンスを見せてくれました。
フェラーリが1-2を獲得できなかったことは、チャンピオンシップを考えるとかなり痛手なのですが、(というより、もうひとつクルマが決まらないながらも、しっかり2位に食い込んできたアロンソくんがスゴイ、と言うべきですが)ルノーとミシュランタイヤの本拠地・フランスで優勝できたことは大きいと思います。
チャンピオンシップ争いでは、まだまだアロンソくんの圧倒的有利は変わりませんが、後半戦でのシューマッハの怒涛の追い上げに期待しながら、今シーズンも最後までレースを楽しめそうな展開になってきました。
チャンピオン争いは白熱してきましたが、個人的には寂しいニュースもありました。
前回のF1の記事で、"来期はF1を離れて古巣のチップ・ガナッシに戻りそう"と書いた、モンちゃんことマクラーレンのモントーヤくんですが、F1のシーズン終了を待たずに、さっさとチップ・ガナッシと契約して、さっさとF1を降りてしまいました。
先々週のインディアナポリスでの走りが、F1ドライバー・モンちゃんの見納めだったとは思いもしませんでした。
インディアナポリスのコースは、アメリカでは大人気のレース"INDY500"の舞台です。アメリカ国内では、F1チャンピオンよりINDY500のチャンピオンの方が多分有名だと思います。
モンちゃんは1999年にチャンプカーシリーズのチャンピオン、2000年にINDY500のチャンピオンになり、鳴り物入りでF1に入ってきました。
私は前から書いているとおり、F1は"フェラーリひと筋・15年"ですが、99年にチャンプカーでブイブイ言わせていたモンちゃんもかなりのお気に入りでした。
翌年INDY500に勝って、F1に入ることが決まった時は、その頃フェラーリ・シューマッハの独壇場が続いていたF1を、きっとかき回してくれると思いました。
期待通り、F1ルーキーイヤーのモンちゃんは、"皇帝"と言われるシューマッハにも果敢に立ち向かい、F1を面白くしてくれる存在だったのですが、ヤンチャ坊主のような南米人のモンちゃんが、お堅いイギリスの全然シャレが通じそうもないロン・デニス率いるマクラーレンに移籍したのが、運の尽きだったかもしれません。
マクラーレンに移ってからのモンちゃんは、ひとりでカラ回りしているようでちょっと痛々しい感じさえしていました。
前の記事にも書いたように、モンちゃんのようなドライバーは、ヨーロッパよりアメリカの方が向いていると思いますし、チップ・ガナッシはアメリカでは名門チームです。
ガナッシ移籍のニュースを聞いた時は、またインディカーに乗って、INDY500で走るモンちゃんを見るのも楽しみだな、と思っていました。
ところが、インディカーではなく、NASCARなんだそうです。
F3、CART、F1と、ずっと屋根のないフォーミュラータイプの車でキャリアを積んできたモンちゃんにとっては、ハコ車のレース参戦はまったく新しいチャレンジだと思います。
上のリンク先は、アメリカのYahoo!Sprtsのページですが、このページの上部に見出しとしてならんでいるスポーツが、アメリカで人気のあるスポーツです。
NFL MLB NBA NHLの4大メジャーの次にNASCARがあります。
私もほとんど見たことがないのですが、(生中継はありませんが日本でもCSチャンネルで見られます)熱狂的ファンも多い人気スポーツらしいです。
(NFLファンにとっては、NASCARといえばジョー・ギブスですね)
物凄い台数の車が、オーバルコースでデッド・ヒートを繰り広げる格闘技的なカーレース、というのが私が抱くNASCARのイメージです。
きっと、チャンプカー時代の"オーバルでブイブイ言わせてるモンちゃん"が再び戻ってくると思います。
モンちゃん、新天地でガンバレ!!
"もっともタイヤに厳しい"とされるフランス・マニクールサーキットは、フェラーリ・シューマッハの得意コースのひとつですが、今日も危なげない走りで、マニクールでの通算8勝目
土曜日の予選前のフリー走行では、早い時間帯に2台ともにトラブルが発生し、ほとんど走ることができなかっただけに、予選でポールを獲得した後も、レースではどうなるかと少し心配でした。
しかし、ブリヂストンタイヤも前回のアメリカGPに続いて、ほぼカンペキなパフォーマンスを見せてくれました。
フェラーリが1-2を獲得できなかったことは、チャンピオンシップを考えるとかなり痛手なのですが、(というより、もうひとつクルマが決まらないながらも、しっかり2位に食い込んできたアロンソくんがスゴイ、と言うべきですが)ルノーとミシュランタイヤの本拠地・フランスで優勝できたことは大きいと思います。
チャンピオンシップ争いでは、まだまだアロンソくんの圧倒的有利は変わりませんが、後半戦でのシューマッハの怒涛の追い上げに期待しながら、今シーズンも最後までレースを楽しめそうな展開になってきました。
チャンピオン争いは白熱してきましたが、個人的には寂しいニュースもありました。
前回のF1の記事で、"来期はF1を離れて古巣のチップ・ガナッシに戻りそう"と書いた、モンちゃんことマクラーレンのモントーヤくんですが、F1のシーズン終了を待たずに、さっさとチップ・ガナッシと契約して、さっさとF1を降りてしまいました。
先々週のインディアナポリスでの走りが、F1ドライバー・モンちゃんの見納めだったとは思いもしませんでした。
インディアナポリスのコースは、アメリカでは大人気のレース"INDY500"の舞台です。アメリカ国内では、F1チャンピオンよりINDY500のチャンピオンの方が多分有名だと思います。
モンちゃんは1999年にチャンプカーシリーズのチャンピオン、2000年にINDY500のチャンピオンになり、鳴り物入りでF1に入ってきました。
私は前から書いているとおり、F1は"フェラーリひと筋・15年"ですが、99年にチャンプカーでブイブイ言わせていたモンちゃんもかなりのお気に入りでした。
翌年INDY500に勝って、F1に入ることが決まった時は、その頃フェラーリ・シューマッハの独壇場が続いていたF1を、きっとかき回してくれると思いました。
期待通り、F1ルーキーイヤーのモンちゃんは、"皇帝"と言われるシューマッハにも果敢に立ち向かい、F1を面白くしてくれる存在だったのですが、ヤンチャ坊主のような南米人のモンちゃんが、お堅いイギリスの全然シャレが通じそうもないロン・デニス率いるマクラーレンに移籍したのが、運の尽きだったかもしれません。
マクラーレンに移ってからのモンちゃんは、ひとりでカラ回りしているようでちょっと痛々しい感じさえしていました。
前の記事にも書いたように、モンちゃんのようなドライバーは、ヨーロッパよりアメリカの方が向いていると思いますし、チップ・ガナッシはアメリカでは名門チームです。
ガナッシ移籍のニュースを聞いた時は、またインディカーに乗って、INDY500で走るモンちゃんを見るのも楽しみだな、と思っていました。
ところが、インディカーではなく、NASCARなんだそうです。
F3、CART、F1と、ずっと屋根のないフォーミュラータイプの車でキャリアを積んできたモンちゃんにとっては、ハコ車のレース参戦はまったく新しいチャレンジだと思います。
上のリンク先は、アメリカのYahoo!Sprtsのページですが、このページの上部に見出しとしてならんでいるスポーツが、アメリカで人気のあるスポーツです。
NFL MLB NBA NHLの4大メジャーの次にNASCARがあります。
私もほとんど見たことがないのですが、(生中継はありませんが日本でもCSチャンネルで見られます)熱狂的ファンも多い人気スポーツらしいです。
(NFLファンにとっては、NASCARといえばジョー・ギブスですね)
物凄い台数の車が、オーバルコースでデッド・ヒートを繰り広げる格闘技的なカーレース、というのが私が抱くNASCARのイメージです。
きっと、チャンプカー時代の"オーバルでブイブイ言わせてるモンちゃん"が再び戻ってくると思います。
モンちゃん、新天地でガンバレ!!
2006年07月03日
F1 アメリカGP
久しぶりに
フェラーリ完勝!!\(^o^)/
やはり、アメリカ国内のレースにたくさんタイヤを供給しているブリヂストンの力が大きかったと思います。
それにフェラーリの車がピッタリはまった、という感じです。
あれだけストレートスピードを上げていながら、低速のインフィールドセクションでもキビキビと曲がるフェラーリを見たのは、本当に久しぶりでした。
一方、あれだけ運転しにくそうなアロンソくんを見たのも久しぶり。
これまで、どんな特性のコースでも、短い時間でピッタリ車を決め込んで来たアロンソくんが、どうしてこんなに苦しんだのか、不思議でなりません。
ティフォシにとっては、久々にフロントロウ独占から1-2フィニッシュという「強いフェラーリ」を見ることができて満足ですが、残念ながらレース全体としては、もうひとつ盛り上がりに欠けてしまいました。
というのも、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュがあり、その時点で7台ものリタイヤが出てしまったからです。その後も何台かリタイヤしてしまい、結局完走できたのは半分以下のたった9台。残った9台も車の実力差が割とハッキリしていたため、激しいバトルはほとんど見ることができませんでした。
インディ名物の「メインストレートでスリップに入って、1コーナーでズバッとかわす」オーバーテイクシーンもほとんど見られず、その手のビッグプレイ好きなアメリカ人の観客も、ちょっと退屈そうに見えました。
私もチャンプカー時代からのお気に入りのモントーヤくんが、最初のクラッシュで消えてしまったのでガッカリしました。モンちゃんの最終コーナーのバンクを使ってスリップへの入り方がさすが"元チャンプカー乗り"という感じで、他のF1ドライバーとは一味違ってカッコ良いんです。
そんなモンちゃんの姿を見るのも1年お預けかぁ、などと思っていたら、彼には今の所、来シーズンのF1シートが無い模様。チャンプカー時代に所属していた「チップ・ガナッシ」に戻る可能性もあるそうです。
チャンプカーやIRLからF1に入るドライバーは多いのですが、F1で成功したドライバーって本当に少ないのです。その中ではモンちゃんはかなり成功した部類に入ると思います。
それでも、チャンプカー時代の圧倒的な速さを知っている者としては、今のF1でパッとしないモンちゃんを見るのはちょっと寂しいです。
陽気な南米人の彼ですから、ヨーロッパを転戦する生活より、アメリカの水の方が合っているかもしれません。
F1はこの後、ヨーロッパに戻って連戦が続きます。
チャンピオンシップ的にはアロンソくんが圧倒的に有利なことに変わりはありませんが、今回アロンソくんを表彰台から陥落させたフェラーリの勢いに希望を託したい展開になってきました。
まだまだ楽しみは続きます。
フェラーリ完勝!!\(^o^)/
やはり、アメリカ国内のレースにたくさんタイヤを供給しているブリヂストンの力が大きかったと思います。
それにフェラーリの車がピッタリはまった、という感じです。
あれだけストレートスピードを上げていながら、低速のインフィールドセクションでもキビキビと曲がるフェラーリを見たのは、本当に久しぶりでした。
一方、あれだけ運転しにくそうなアロンソくんを見たのも久しぶり。
これまで、どんな特性のコースでも、短い時間でピッタリ車を決め込んで来たアロンソくんが、どうしてこんなに苦しんだのか、不思議でなりません。
ティフォシにとっては、久々にフロントロウ独占から1-2フィニッシュという「強いフェラーリ」を見ることができて満足ですが、残念ながらレース全体としては、もうひとつ盛り上がりに欠けてしまいました。
というのも、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュがあり、その時点で7台ものリタイヤが出てしまったからです。その後も何台かリタイヤしてしまい、結局完走できたのは半分以下のたった9台。残った9台も車の実力差が割とハッキリしていたため、激しいバトルはほとんど見ることができませんでした。
インディ名物の「メインストレートでスリップに入って、1コーナーでズバッとかわす」オーバーテイクシーンもほとんど見られず、その手のビッグプレイ好きなアメリカ人の観客も、ちょっと退屈そうに見えました。
私もチャンプカー時代からのお気に入りのモントーヤくんが、最初のクラッシュで消えてしまったのでガッカリしました。モンちゃんの最終コーナーのバンクを使ってスリップへの入り方がさすが"元チャンプカー乗り"という感じで、他のF1ドライバーとは一味違ってカッコ良いんです。
そんなモンちゃんの姿を見るのも1年お預けかぁ、などと思っていたら、彼には今の所、来シーズンのF1シートが無い模様。チャンプカー時代に所属していた「チップ・ガナッシ」に戻る可能性もあるそうです。
チャンプカーやIRLからF1に入るドライバーは多いのですが、F1で成功したドライバーって本当に少ないのです。その中ではモンちゃんはかなり成功した部類に入ると思います。
それでも、チャンプカー時代の圧倒的な速さを知っている者としては、今のF1でパッとしないモンちゃんを見るのはちょっと寂しいです。
陽気な南米人の彼ですから、ヨーロッパを転戦する生活より、アメリカの水の方が合っているかもしれません。
F1はこの後、ヨーロッパに戻って連戦が続きます。
チャンピオンシップ的にはアロンソくんが圧倒的に有利なことに変わりはありませんが、今回アロンソくんを表彰台から陥落させたフェラーリの勢いに希望を託したい展開になってきました。
まだまだ楽しみは続きます。
2006年06月27日
F1 カナダGP
2回目のセイフティーカーがもう少し早く入ってくれていたら、ひょっとするとシューマッハにも勝機があったかも・・・と思うのは、フェラーリファンのヒイキ目でしょうか。
・・・まぁ、接戦になったらなったで、それなりの走りができるのがアロンソくんなので、ジャックのクラッシュが10周前に起きていても、やっぱりアロンソくんが勝っていたのでしょう。
路面がどんどん悪くなって、どのドライバーもかなり苦労していたように見えましたが、トップ独走だったとはいえ、やはりアロンソくんのミスの少なさはさすがでした。
どんなタイプのコースでも完璧にクルマを仕上げてしまう、アロンソくんとルノーのスタッフがとにかくスゴイです。
もう、優勝はほとんどアロンソくんで決まり、という感じですが、次は私の好きなインディアナポリスです。
IRLのインディ500などで使われる高速オーバルコースと、低速クネクネのインフィールドセクションを組み合わせた複合コースで、かなり楽しめます。
インディ500出場経験のあるビルヌーブくんやモントーヤくんは、このオーバルの使い方がとても上手で、F1ではほとんど見られない、スリップからの豪快なオーバーテイクを見せてくれます。
去年はミシュランタイヤのトラブルがあって、ちゃんとしたレースにならなかったため、実質2年ぶりのインディなので、かなり楽しみです。
・・・まぁ、接戦になったらなったで、それなりの走りができるのがアロンソくんなので、ジャックのクラッシュが10周前に起きていても、やっぱりアロンソくんが勝っていたのでしょう。
路面がどんどん悪くなって、どのドライバーもかなり苦労していたように見えましたが、トップ独走だったとはいえ、やはりアロンソくんのミスの少なさはさすがでした。
どんなタイプのコースでも完璧にクルマを仕上げてしまう、アロンソくんとルノーのスタッフがとにかくスゴイです。
もう、優勝はほとんどアロンソくんで決まり、という感じですが、次は私の好きなインディアナポリスです。
IRLのインディ500などで使われる高速オーバルコースと、低速クネクネのインフィールドセクションを組み合わせた複合コースで、かなり楽しめます。
インディ500出場経験のあるビルヌーブくんやモントーヤくんは、このオーバルの使い方がとても上手で、F1ではほとんど見られない、スリップからの豪快なオーバーテイクを見せてくれます。
去年はミシュランタイヤのトラブルがあって、ちゃんとしたレースにならなかったため、実質2年ぶりのインディなので、かなり楽しみです。
2006年06月11日
F1イギリスGP
あまり、言うこともなくなってきました・・・
アロンソくん、強い!!
ルノーに付け入るスキはない!!
余裕で3戦連続のポールtoウィンのアロンソくんに対して、必死のレースでやっと表彰台に上がった、という感じのシューマッハとキミちゃん。
残念ですが、この差は今シーズン中には、どうにもならないように思います。
アロンソくんのチャンピオン決定を、フェラーリやマクラーレンがいかに遅らせることができるかが、残りのシーズンの焦点でしょうか。悔しいけど・・・
アロンソくん、強い!!
ルノーに付け入るスキはない!!
余裕で3戦連続のポールtoウィンのアロンソくんに対して、必死のレースでやっと表彰台に上がった、という感じのシューマッハとキミちゃん。
残念ですが、この差は今シーズン中には、どうにもならないように思います。
アロンソくんのチャンピオン決定を、フェラーリやマクラーレンがいかに遅らせることができるかが、残りのシーズンの焦点でしょうか。悔しいけど・・・
2006年05月29日
F1モナコGP
フェラーリファンにとっては、絶望的な予選結果となってしまったモナコGP。
フェラーリが2台揃って最後列スタートというのは、私が15年以上F1を見てきた中でもちょっと記憶にありません。しかも抜き所がほとんどないモナコのレースです。
だからこそ、シューマッハはあくまでもポールポジションに固執し、その結果最後尾に回されてしまうことになりました。
結果を言えば、そこまで頑張り過ぎなくても(ズルをしなくても)、普通に2列目グリッドぐらいまでを確保していれば十分優勝を狙えましたし、レースとしての面白さもアップしていたはずなので、本当に残念です。
優勝はまたもやアロンソくん。ライバルが次々と勝手に脱落して行ってくれるという運にも恵まれ、とても楽な勝ち方をすることができました。
F1を見ていると、「運」は強い者に味方するんだなぁ、とつくづく感じます。
一昨年までのフェラーリとシューマッハも、レースの中のすべての「運」を独り占めしている感がありましたが、去年・今年のアロンソくんも、全身を幸運で包まれ、付け入る隙がない、という感じがします。正に「運も実力のうち」なんだろうな、と思います。
反対に、ずっと「運」に見放され続けているのが、マクラーレンの"キミちゃん"ことキミ・ライコネンです。彼は「勝てる」と思ったレースを、マシントラブルで何回落としているのかわからないくらい落としまくっています。
今シーズンはちょっと出遅れた感のあったマクラーレンチームでしたが、今日はルノーに匹敵する速さを見せ、スタート時の燃料搭載量もいつもより軽めで"攻め"てきました。
「これは、キミちゃんが来るか
」と期待したのですが、まるで「お約束」のように、マシントラブルでリタイヤしてしまいました。
いつの日か、キミちゃんにも"幸運の女神さま"が振り向いてくれることを願いたいと思います。
次はイギリス・シルバーストーン。
フェラーリにもマクラーレンにもがんばってもらって、今度こそルノーを表彰台から弾き出してもらいたいものです。
フェラーリが2台揃って最後列スタートというのは、私が15年以上F1を見てきた中でもちょっと記憶にありません。しかも抜き所がほとんどないモナコのレースです。
だからこそ、シューマッハはあくまでもポールポジションに固執し、その結果最後尾に回されてしまうことになりました。
結果を言えば、そこまで頑張り過ぎなくても(ズルをしなくても)、普通に2列目グリッドぐらいまでを確保していれば十分優勝を狙えましたし、レースとしての面白さもアップしていたはずなので、本当に残念です。
優勝はまたもやアロンソくん。ライバルが次々と勝手に脱落して行ってくれるという運にも恵まれ、とても楽な勝ち方をすることができました。
F1を見ていると、「運」は強い者に味方するんだなぁ、とつくづく感じます。
一昨年までのフェラーリとシューマッハも、レースの中のすべての「運」を独り占めしている感がありましたが、去年・今年のアロンソくんも、全身を幸運で包まれ、付け入る隙がない、という感じがします。正に「運も実力のうち」なんだろうな、と思います。
反対に、ずっと「運」に見放され続けているのが、マクラーレンの"キミちゃん"ことキミ・ライコネンです。彼は「勝てる」と思ったレースを、マシントラブルで何回落としているのかわからないくらい落としまくっています。
今シーズンはちょっと出遅れた感のあったマクラーレンチームでしたが、今日はルノーに匹敵する速さを見せ、スタート時の燃料搭載量もいつもより軽めで"攻め"てきました。
「これは、キミちゃんが来るか
いつの日か、キミちゃんにも"幸運の女神さま"が振り向いてくれることを願いたいと思います。
次はイギリス・シルバーストーン。
フェラーリにもマクラーレンにもがんばってもらって、今度こそルノーを表彰台から弾き出してもらいたいものです。
2006年05月15日
F1 スペインGP
今週末の流れを見ると、フェラーリ3連勝は確実かと思ったのですが、フタを開けてみれば、アロンソくんの圧勝でした。
アロンソくんにすれば、悲願の母国GP優勝をポールtoウィンで飾り、自信満々のコメントをしていたフェラーリにもポイント差以上の精神的ダメージを与えることができた、というところではないでしょうか。
2位とは言っても、大差で負けてしまったシューマッハの表彰台やインタービュー中の憮然とした表情が印象的でした。
次は伝統のモナコGPです。
今年はトップスピード重視のセッティングを好んでしているフェラーリが、トップスピードなんてどうでも良いモナコにどんな作戦で臨んでくるのか楽しみです。
その前に今年の予選方式は、モナコではかなり危ないような気がします。
事故なくどのチームも無事にレースを走りきって欲しいと思います。
ところで、前戦ヨーロッパGPの直前にFIAからの勧告でレースドライバーをはずされてしまった亜久里さんチームの井出くんは、このスペインGP直前に、スーパーライセンスまで剥奪されてしまいました。
スーパーライセンスは、F1に乗るための免許証のようなものですが、これを剥奪されてしまうと、ピンチヒッターという形であってもレースに出ることはできませんし、レースウィークのフリー走行で走ることもできません。
過去にも経験の浅いドライバーを乗せたものの、やはりまだF1には経験不足だと判断したチームがシーズン途中でドライバーを入れ替えるということは、何度もありました。
しかし、FIAからの勧告を受けてドライバーを外されたり、スーパーライセンスを剥奪された、という話は、私の記憶では初めてのことです。
こうなってくると、年齢的な問題もありますし、井手くんのF1ドライバー復帰は、残念ですがほとんど絶望的だと言わざるを得ないと思います。
これから井出くんがどんな道を選ぶのかわかりませんが、少なくとも日本に帰ってくればトップクラスのレースドライバーのひとりです。FポンやGTで腕を磨いて、少ないとは思いますが、次のチャンスを待つ方が良いと思います。
F1に限ったことではありませんが、世界の舞台で活躍するスポーツ選手は、本当に厳しい世界にいるということを改めて感じます。
少ないチャンスを手にするだけでも大変なことなのに、短い期間で結果を残さなければ、すぐにはじき出されてしまいます。「がんばっている」だけでは誰も評価してくれません。
井出くんも、今回は残念な結果になってしまいましたが、そのチャレンジ精神には敬意を表したいと思います。
アロンソくんにすれば、悲願の母国GP優勝をポールtoウィンで飾り、自信満々のコメントをしていたフェラーリにもポイント差以上の精神的ダメージを与えることができた、というところではないでしょうか。
2位とは言っても、大差で負けてしまったシューマッハの表彰台やインタービュー中の憮然とした表情が印象的でした。
次は伝統のモナコGPです。
今年はトップスピード重視のセッティングを好んでしているフェラーリが、トップスピードなんてどうでも良いモナコにどんな作戦で臨んでくるのか楽しみです。
その前に今年の予選方式は、モナコではかなり危ないような気がします。
事故なくどのチームも無事にレースを走りきって欲しいと思います。
ところで、前戦ヨーロッパGPの直前にFIAからの勧告でレースドライバーをはずされてしまった亜久里さんチームの井出くんは、このスペインGP直前に、スーパーライセンスまで剥奪されてしまいました。
スーパーライセンスは、F1に乗るための免許証のようなものですが、これを剥奪されてしまうと、ピンチヒッターという形であってもレースに出ることはできませんし、レースウィークのフリー走行で走ることもできません。
過去にも経験の浅いドライバーを乗せたものの、やはりまだF1には経験不足だと判断したチームがシーズン途中でドライバーを入れ替えるということは、何度もありました。
しかし、FIAからの勧告を受けてドライバーを外されたり、スーパーライセンスを剥奪された、という話は、私の記憶では初めてのことです。
こうなってくると、年齢的な問題もありますし、井手くんのF1ドライバー復帰は、残念ですがほとんど絶望的だと言わざるを得ないと思います。
これから井出くんがどんな道を選ぶのかわかりませんが、少なくとも日本に帰ってくればトップクラスのレースドライバーのひとりです。FポンやGTで腕を磨いて、少ないとは思いますが、次のチャンスを待つ方が良いと思います。
F1に限ったことではありませんが、世界の舞台で活躍するスポーツ選手は、本当に厳しい世界にいるということを改めて感じます。
少ないチャンスを手にするだけでも大変なことなのに、短い期間で結果を残さなければ、すぐにはじき出されてしまいます。「がんばっている」だけでは誰も評価してくれません。
井出くんも、今回は残念な結果になってしまいましたが、そのチャレンジ精神には敬意を表したいと思います。
2006年05月08日
F1 ヨーロッパGP
いよいよ"赤い跳ね馬"復活の時です。
"フェラーリひと筋・15年"
の私も、前戦イモラで優勝はしたものの、イモラはフェラーリにとってはホームコースであり、低迷を極めた去年でさえ、イモラだけはトップに肉薄した戦いができたことを考えると、本当の"復活"だと言い切るのには少し不安がありました。
しかし、今日のレースを見て、"フェラーリの復活"を確信しました。
トップを走るアロンソくんに、ぴったりと着いて走り続け、最後のピットストップの直前に予選並みの走りでスーパーラップを叩き出し、ピットから出てくるとトップに立っている、というレース運びは、一昨年までの「強いフェラーリ」そのもののレース展開でした。
完璧過ぎて、今日は言うことは何もありません。
ただ、しっかりと2位をキープしたアロンソくんも見事で、ピットストップで逆転された後、しゃかりきになってシューマッハを追いかけてしまわない冷静さは、大したものです。
若いのに、徹底して1レースの優勝を捨ててでもシーズンチャンピオンを目指す、という姿勢を貫いている所に、大物振りを感じます。
チームメイトのフィジケラがさまざまなアクシデントやトラブルに見舞われて、いつもバタバタしたレースを展開している中、確実に表彰台に乗り続けているアロンソくんは、多分F1史に残るトップドライバーになるでしょう。
そのためにも、今年はこのまま最後まで、シューvsアロのガチンコバトルが続いて欲しいと思います。
来週末はアロンソくんの地元・スペインGP。
フェラーリの地元・イモラ、シューマッハの地元・ニュルブルと、地元で見事な連勝を飾ったフェラーリが、ライバルの地元で3連勝を飾ることができるかどうか、大いに注目したいところです。
"フェラーリひと筋・15年"
の私も、前戦イモラで優勝はしたものの、イモラはフェラーリにとってはホームコースであり、低迷を極めた去年でさえ、イモラだけはトップに肉薄した戦いができたことを考えると、本当の"復活"だと言い切るのには少し不安がありました。
しかし、今日のレースを見て、"フェラーリの復活"を確信しました。
トップを走るアロンソくんに、ぴったりと着いて走り続け、最後のピットストップの直前に予選並みの走りでスーパーラップを叩き出し、ピットから出てくるとトップに立っている、というレース運びは、一昨年までの「強いフェラーリ」そのもののレース展開でした。
完璧過ぎて、今日は言うことは何もありません。
ただ、しっかりと2位をキープしたアロンソくんも見事で、ピットストップで逆転された後、しゃかりきになってシューマッハを追いかけてしまわない冷静さは、大したものです。
若いのに、徹底して1レースの優勝を捨ててでもシーズンチャンピオンを目指す、という姿勢を貫いている所に、大物振りを感じます。
チームメイトのフィジケラがさまざまなアクシデントやトラブルに見舞われて、いつもバタバタしたレースを展開している中、確実に表彰台に乗り続けているアロンソくんは、多分F1史に残るトップドライバーになるでしょう。
そのためにも、今年はこのまま最後まで、シューvsアロのガチンコバトルが続いて欲しいと思います。
来週末はアロンソくんの地元・スペインGP。
フェラーリの地元・イモラ、シューマッハの地元・ニュルブルと、地元で見事な連勝を飾ったフェラーリが、ライバルの地元で3連勝を飾ることができるかどうか、大いに注目したいところです。
2006年05月05日
井出くん、サードドライバーに降格
井出有治、レースドライバーの座を失う
モンタニーと交代
SUPER AGURI F1チームは今週末のヨーロッパGPで井出有治をテストドライバーに降格。代わって先日、サードドライバーに決まったばかりのフランク・モンタニーをレースドライバーに起用することを発表した。
今週に入り、FIAから勧告を受けていたもので、チームは井出の降格を一時的措置とし、鈴木亜久里代表が次のように事情を説明している。
「井出がF1でのドライビング技術を向上させるために、テストでの走行機会を作るべきだというFIAの忠告を受け入れました。チームは井出がF1での新しい環境に早く慣れるよう努力してきたし、彼も非常にうまく対処してきたと思います」
(以下略)
2006年5月4日 F1-Live.com
残念ながら、サプライズでデビューを果たした井出くんのF1ドライバー生活は、わずか4戦でいったん終了、ということになってしまいました。
井出くんがドライバーに決まった時の記事にも書いたように、初めから心配はしていましたが、「やはりそうか」というのが正直な感想です。
でも、井出くんが特別ダメなドライバーだ、ということではありません。
多くのF1ドライバーは、レースドライバーとしてデビューする前に、テストドライバーとしてたくさんの距離をF1マシンで走ります。
長年F1の世界にいるエンジニアが担当について、じっくりマシンを仕上げます。
しかし、井出くんの場合は、亜久里さんチームのF1参戦が決まったのが、あり得ないほどギリギリだった上に、マシンは4年落ち、エンジニアも多くがF1未経験者、という大変な状況で、事前にマシンにほとんど乗ることができないまま、「ぶっつけ本番」でレースに臨んできたのです。
そんなチームだからこそ、本来はF1の経験があるドライバーを起用するべきだったと思うのですが、急ごしらえのチームで、お金の問題などもあるでしょうから、なかなか乗ってくれる人が見つからなかったのでしょう。
不利な状況の中、井出くんは井出くんなりにがんばったと思います。
しかし、同じマシンに乗っている琢磨くんとのタイム差はあまりにも大きすぎましたし、加えて前回のイモラでの追突です。追突されたアルバースくんは大激怒したそうです。
「余りにも経験が足りないんじゃないの?」とFIAから言われてしまうのも止むを得ません。
ずっと亜久里さんのもとでレースをしてきた井出くんを降格させるのは、亜久里さんにとっても苦渋の選択だったのかもしれませんが、仕方ないと思います。
しかし「サードドライバー」は、いわゆる「補欠」というだけではありません。
テストやフリー走行時には、正ドライバーよりずっと長い距離を走り、マシンの開発やタイヤ選択のためのデータを取る、という大切な仕事があります。
今の亜久里さんチームに必要なことは、「レースに勝つ」ことではなく、「他と対等に走れる車を作ること」なので、サードドライバーの役割もとても大切なのです。
今の井出くんにとっても、長い距離を走って、きちんとF1マシンを操れるようになることが、正ドライバーに復帰できる一番の近道です。
年齢的にも、これから再び正ドライバーのシートを得るのは簡単ではないと思いますが、せっかく入れたF1の世界なのですから、諦めずにがんばって欲しいと思います。
2006年04月24日
F1 サンマリノGP
本当に久しぶりです。
ティフォシの聖地イモラで、久し振りにフェラーリ・シューマッハが表彰台の中央に立ちました。
"フェラーリひと筋・15年"
の私にとっては、最後までハラハラ・ドキドキのレースでしたが、久々の優勝に今は酔いしれています。
思えば去年のイモラのレースでは、トップを走るアロンソくんのすぐ後ろまでシューマッハが迫ったものの、抜き所の少ないコース特性もあって、遂に前に立つことができませんでした。
去年のシーズンは、これが唯一のフェラーリの"見せ場"で、後は踏んだり蹴ったりで良い所まったくナシ、というシーズンになってしまいました。
そのイモラで、奇しくも今度はトップに立ったシューマッハのすぐ後ろにアロンソくんが迫る、という真逆の展開になったわけです。
アロンソくんも果敢に攻めてきましたが、やはり遂にシューマッハを抜くことはできませんでした。
もっとも、フリー走行や予選での走りを見る限り、今回こそはフェラーリのぶっちぎり優勝も予想できる流れだったのに、急に途中からフェラーリのラップタイムが落ちて、アロンソくんに迫られる展開になってしまったのです。
今回の優勝を以って「フェラーリ完全復活」とはとても言えませんし、優勝できなくても、2位は確実にキープするアロンソくんが断然強いことは間違いありません。
しかし、フェラーリファンとしては、去年はこのイモラで勝てなかったことを機に優勝争いから陥落してしまったのと逆に、今年はイモラで勝ったことによって、優勝争いに名乗りを上げた、と思いたいところです。
次回からのレースも大いに期待したいと思います。
ところで、開幕戦以来続いていたスーパーアグリチームの完走記録が途絶えてしまいました。
井出くんは審議対象になるような追突をしてしまい、そのダメージによるリタイヤ、琢磨くんは、テレビの画面がシュー・アロのバトルに張り付いている最中のリタイヤだったので、今のところは原因はよくわかりません。
今まで完走できたことの方が、ある意味奇跡的なことでしたから、驚きはしませんが、優勝争いには程遠い位置にいる以上、少しでもコース上に長く留まってデータを取ることは、車の開発という観点ではとても重要なことです。
その意味で、今年の琢磨くんは、去年までのような無理な"突撃"をすることもなく、「職人」に徹した走りをしているなぁ、と関心していたので、多分マシントラブルが原因でしょうが、完走できなかったことはちょっと残念です。
ティフォシの聖地イモラで、久し振りにフェラーリ・シューマッハが表彰台の中央に立ちました。
"フェラーリひと筋・15年"
の私にとっては、最後までハラハラ・ドキドキのレースでしたが、久々の優勝に今は酔いしれています。
思えば去年のイモラのレースでは、トップを走るアロンソくんのすぐ後ろまでシューマッハが迫ったものの、抜き所の少ないコース特性もあって、遂に前に立つことができませんでした。
去年のシーズンは、これが唯一のフェラーリの"見せ場"で、後は踏んだり蹴ったりで良い所まったくナシ、というシーズンになってしまいました。
そのイモラで、奇しくも今度はトップに立ったシューマッハのすぐ後ろにアロンソくんが迫る、という真逆の展開になったわけです。
アロンソくんも果敢に攻めてきましたが、やはり遂にシューマッハを抜くことはできませんでした。
もっとも、フリー走行や予選での走りを見る限り、今回こそはフェラーリのぶっちぎり優勝も予想できる流れだったのに、急に途中からフェラーリのラップタイムが落ちて、アロンソくんに迫られる展開になってしまったのです。
今回の優勝を以って「フェラーリ完全復活」とはとても言えませんし、優勝できなくても、2位は確実にキープするアロンソくんが断然強いことは間違いありません。
しかし、フェラーリファンとしては、去年はこのイモラで勝てなかったことを機に優勝争いから陥落してしまったのと逆に、今年はイモラで勝ったことによって、優勝争いに名乗りを上げた、と思いたいところです。
次回からのレースも大いに期待したいと思います。
ところで、開幕戦以来続いていたスーパーアグリチームの完走記録が途絶えてしまいました。
井出くんは審議対象になるような追突をしてしまい、そのダメージによるリタイヤ、琢磨くんは、テレビの画面がシュー・アロのバトルに張り付いている最中のリタイヤだったので、今のところは原因はよくわかりません。
今まで完走できたことの方が、ある意味奇跡的なことでしたから、驚きはしませんが、優勝争いには程遠い位置にいる以上、少しでもコース上に長く留まってデータを取ることは、車の開発という観点ではとても重要なことです。
その意味で、今年の琢磨くんは、去年までのような無理な"突撃"をすることもなく、「職人」に徹した走りをしているなぁ、と関心していたので、多分マシントラブルが原因でしょうが、完走できなかったことはちょっと残念です。
2006年04月02日
F1 オーストラリアGP
今年もこのまま、アロンソくんが優勝してしまいそうですね。
例年開幕戦が行われているオーストラリアですが、今年は第3戦の舞台となり、いつもより約1ヶ月遅いグランプリになりました。
オーストラリアGPは開幕戦であることや、普段は公園内の一般道になっている路面の影響、初秋の変わりやすい天候も影響して、例年「荒れる」レースになることが多いのですが、第3戦になっても、やはり落ち着いたレースにはなりませんでした。
いきなりのエクストラ・フォーメーションに、4度に渡るセイフティーカーの導入で、バタバタのレース展開となり、結局完走できたのは13台。サバイバルレースの様相でした。
そんな中、スーパーアグリチームの2台が最後まで「生き残った」のは立派でした。まだとてもレースができている、と言える状況ではありませんが、とりあえず完走できたことは良かったと思います。
次の目標は、せめてすぐ上のライバルであるミッドランドチームとだけでも、レースができるような状態になってくれるように願います。スーパーアグリ対ミッドランドは、ホンダエンジン対トヨタエンジンです。下位争いであっても、対等に競い合えるようになれば、それなりの見所にはなってくると思います。
何度もセイフティーカーが入ったり、あちこちでクラッシュやエンジンブローが起こる中、アロンソ君だけは、完全に別次元での「ひとり旅」でした。スタート早々、ポールポジョンからスタートしたホンダのバトン君のタイヤの温まりの悪さをついて、一気にトップに躍り出た後は、バトルもまったくない、余裕のレースだったと思います。
かと言って、油断するわけでもなく、4回のセイフティーカー明けのローリングスタートは、すべて申し分のない完璧なものでした。
車も完璧、ドライバーもどんどん自信をつけて強くなってきていますから、余程のことがない限り、このままアロンソ君が優勝するだろうなぁ、と思っています。
毎年「荒れる」オーストラリアGPですが、シーズンが終わってみれば、このGPを制したチームがシーズンチャンピオンになっています。
フェラーリ一筋・15年の私は、だいぶ元気がなくなってきました。ふたりともクラッシュしてしまうなんて・・・
特に、シューマッハのクラッシュは、「不可抗力」と言えばそうですが、全盛期のシューならあのくらい予測して対応できてていたのでは、という思いも拭えません。
GPはまだまだ始まったばかりです。
アロンソ君の優勝が濃厚とは言え、まだまだ巻き返しはどのチームにも可能です。
ヨーロッパに戻って、ルノーを止めるチームが現れることを期待して、今後のレースを見守りたいと思います。
例年開幕戦が行われているオーストラリアですが、今年は第3戦の舞台となり、いつもより約1ヶ月遅いグランプリになりました。
オーストラリアGPは開幕戦であることや、普段は公園内の一般道になっている路面の影響、初秋の変わりやすい天候も影響して、例年「荒れる」レースになることが多いのですが、第3戦になっても、やはり落ち着いたレースにはなりませんでした。
いきなりのエクストラ・フォーメーションに、4度に渡るセイフティーカーの導入で、バタバタのレース展開となり、結局完走できたのは13台。サバイバルレースの様相でした。
そんな中、スーパーアグリチームの2台が最後まで「生き残った」のは立派でした。まだとてもレースができている、と言える状況ではありませんが、とりあえず完走できたことは良かったと思います。
次の目標は、せめてすぐ上のライバルであるミッドランドチームとだけでも、レースができるような状態になってくれるように願います。スーパーアグリ対ミッドランドは、ホンダエンジン対トヨタエンジンです。下位争いであっても、対等に競い合えるようになれば、それなりの見所にはなってくると思います。
何度もセイフティーカーが入ったり、あちこちでクラッシュやエンジンブローが起こる中、アロンソ君だけは、完全に別次元での「ひとり旅」でした。スタート早々、ポールポジョンからスタートしたホンダのバトン君のタイヤの温まりの悪さをついて、一気にトップに躍り出た後は、バトルもまったくない、余裕のレースだったと思います。
かと言って、油断するわけでもなく、4回のセイフティーカー明けのローリングスタートは、すべて申し分のない完璧なものでした。
車も完璧、ドライバーもどんどん自信をつけて強くなってきていますから、余程のことがない限り、このままアロンソ君が優勝するだろうなぁ、と思っています。
毎年「荒れる」オーストラリアGPですが、シーズンが終わってみれば、このGPを制したチームがシーズンチャンピオンになっています。
フェラーリ一筋・15年の私は、だいぶ元気がなくなってきました。ふたりともクラッシュしてしまうなんて・・・
特に、シューマッハのクラッシュは、「不可抗力」と言えばそうですが、全盛期のシューならあのくらい予測して対応できてていたのでは、という思いも拭えません。
GPはまだまだ始まったばかりです。
アロンソ君の優勝が濃厚とは言え、まだまだ巻き返しはどのチームにも可能です。
ヨーロッパに戻って、ルノーを止めるチームが現れることを期待して、今後のレースを見守りたいと思います。
2006年03月19日
F1 マレーシアGP
去年から2レース1エンジン制になったF1ですが、今年はエンジンがV10からV8になったため、去年以上に「2レース目」のエンジンの耐久性が心配されていました。
しかも、今年は予選時の走行距離も長くなっています。
それに加えて、高温・多湿のマレーシア。
案の定、予選開始までにエンジンを交換する車が続出し、レース前にもエンジン交換があったため、昨日の予選を見終わった後も、スターティンググリッド順がよくわかりませんでした。
結局、フェラーリは2台ともエンジン交換のペナルティで後方からのスタートとなり、アロンソくんも給油機のトラブルで大量に燃料を積んだ予選アタックのために8番手スタート、戦前の予想を裏切って好調のコスワースエンジンを積んだウィリアムズの2台が2列目スタートと、波乱を感じさせるグリッド順となりました。
マレーシアでF1が行われるようになって5〜6年だと思いますが、コースは比較的広くてオーバーテイクが多く見られる上に、高温・多湿で突然スコールも来るような気候も重なって、結構荒れる面白い展開のレースになることが多く、今年も波乱含みのグリッド順に、ちょっとわくわくしていたのですが、今年はスタート順の割には、結果的には「落ち着くところに落ち着いた」レース結果となりました。
同じルノーの優勝でも、アロンソくんではなくフィジコの優勝だったところが、少しだけいつもと違うところでしたが、予選のトラブルを跳ね除けて、アロンソもしっかり3位をキープしました。
好調だったコスワースエンジンも、ついにレース中に2台ともダメになってしまいましたし、フェラーリエンジンの4台はレース前に全滅だったし、マクラーレンももうひとつ速くなかったようです。
周りの不調のおかげで、ホンダのバトンくんが「繰り上がり」で表彰台に上がりましたが、ルノーとの差はあまりにも明白で、結局この週末、トラブルフリーで完璧なレースができたのはルノーだけだったということです。
予選のアロンソの給油トラブルがなければ、ルノーがダントツで1-2フィニッシュだったでしょう。
先週の開幕戦では、今シーズンは3〜4チームの接戦になりそうな期待を抱かせてくれましたが、今週のレースを見ると、やっぱりルノーが1歩どころか4〜5歩は前に行っているような気がします。
次は、例年開幕戦が行われるオーストラリアですが、やはりルノー優位は変わらないと思います。
他チームの巻き返しに期待したいところです。
しかも、今年は予選時の走行距離も長くなっています。
それに加えて、高温・多湿のマレーシア。
案の定、予選開始までにエンジンを交換する車が続出し、レース前にもエンジン交換があったため、昨日の予選を見終わった後も、スターティンググリッド順がよくわかりませんでした。
結局、フェラーリは2台ともエンジン交換のペナルティで後方からのスタートとなり、アロンソくんも給油機のトラブルで大量に燃料を積んだ予選アタックのために8番手スタート、戦前の予想を裏切って好調のコスワースエンジンを積んだウィリアムズの2台が2列目スタートと、波乱を感じさせるグリッド順となりました。
マレーシアでF1が行われるようになって5〜6年だと思いますが、コースは比較的広くてオーバーテイクが多く見られる上に、高温・多湿で突然スコールも来るような気候も重なって、結構荒れる面白い展開のレースになることが多く、今年も波乱含みのグリッド順に、ちょっとわくわくしていたのですが、今年はスタート順の割には、結果的には「落ち着くところに落ち着いた」レース結果となりました。
同じルノーの優勝でも、アロンソくんではなくフィジコの優勝だったところが、少しだけいつもと違うところでしたが、予選のトラブルを跳ね除けて、アロンソもしっかり3位をキープしました。
好調だったコスワースエンジンも、ついにレース中に2台ともダメになってしまいましたし、フェラーリエンジンの4台はレース前に全滅だったし、マクラーレンももうひとつ速くなかったようです。
周りの不調のおかげで、ホンダのバトンくんが「繰り上がり」で表彰台に上がりましたが、ルノーとの差はあまりにも明白で、結局この週末、トラブルフリーで完璧なレースができたのはルノーだけだったということです。
予選のアロンソの給油トラブルがなければ、ルノーがダントツで1-2フィニッシュだったでしょう。
先週の開幕戦では、今シーズンは3〜4チームの接戦になりそうな期待を抱かせてくれましたが、今週のレースを見ると、やっぱりルノーが1歩どころか4〜5歩は前に行っているような気がします。
次は、例年開幕戦が行われるオーストラリアですが、やはりルノー優位は変わらないと思います。
他チームの巻き返しに期待したいところです。
2006年03月13日
F1 バーレーンGP
"フェラーリひと筋・15年"
の私が、去年のリベンジを信じる中スタートしたF1開幕戦のバーレンGP決勝ですが、すべては最後のピットストップで決してしまいました。
フェラーリ・シューマッハがほんの一瞬の差で、昨年のチャンピオン・アロンソくんにピット出口で前を押さえられてしまった時は「
うぎゃ〜★?※#▽」と、わけのわからない悲鳴のような、ため息のようなものが口をついていました。
アロンソくんもルノーのクルーも、チャンピオンらしい、貫禄のレース運びだったと思います。
軽めの燃料で、ポールポジョンをもぎとったフェラーリでしたが、まだマシン性能では、もう一歩ルノーに届いていないのかもしれません。
表彰台は、アロンソ、キミ・ライコンネン、M.シューマッハと、異なるチームの3人が占めました。
昨シーズンはずっと「キミ-アロのタイマン対決」だったわけですが、そこに今年はシューマッハが絡んで「キミ-アロ-シューの三つ巴対決」になってくれれば、フェラーリファンの私でも、最終戦までハラハラドキドキのレースが楽しめるかなぁ、と思います。
ホンダ・トヨタはもうひとつ、という感じでした。
特にホンダは、冬のテストでもずっと良い感じでしたし、フリー走行も結構良く見えていました。「今年はルノーとホンダの争いになる」と断言する報道もあったほどでしたが、どうも「最後のツメが甘い」というか、「もうちょっとのところで、勝てない」という、一昨年からの傾向がそのまま現れてしまった、という感じです。
トヨタは、まったく「良いトコ無し」でした。
ここまでダメだと、「バーレンは全然合わなかった」とスッパリ割り切って、新たな気持ちで次のレースに望めると思います。
そういう意味では、順位はトヨタの方がずっと下でしたが、ダメージはホンダの方が大きいのかもしれません。
そして、スーパーアグリですが「琢磨くんが完走した」ということに大拍手を送りたいと思います。
もうひとりのドライバー井出くんはもちろん、ピットクルーも「F1初体験」という人が多い中、チームは終始バタバタ状態だったようですが、琢磨くんだけは落ち着いて、F1経験者らしい落ち着いたレース運びができたのではないでしょうか。
チームのバタバタに巻き込まれて、6回位ピットに入っていたようですが、それでも最後まで完走したのは、本当にエライと思います。
予選から見所満載のレースでしたが、一番目立っていたのが、ルーキーながら最速ラップを叩き出したウィリアムズのニコ・ロズベルグくんです。
往年のF1ファンにはお馴染みのケケ・ロズベルグの息子でまだ二十歳ですが、デビュー戦で最速ラップを取り、7位入賞はかなりスゴイことです。スタート直後の渋滞の中でスピンさえしなければ、表彰台まで行っていた可能性もあります。
後半の怒涛の追い上げ劇は、中継の解説陣も絶賛していましたが、前の車を抜いていく時の切れ味には、私もゾクゾク〜っとしました。
速いし、まだ二十歳で見た目もカワイイし、これからも注目のドライバーです。
フランク・ウィリアムズ翁は、若くて速いドライバーを連れてくるのがうまいですねぇ。
ニコは2〜3年前、マカオGPで井手くんと一緒に走ったと思います。あの時はまだ10代だったんですね。
それにしても、その2〜3年の間に井出くんはニコに随分差をつけらてしまったわけです。F1デビュー戦も対照的な結果に終わってしまいました。
ニコに刺激されて、井出くんの今後の発奮にも期待したいところです。
ということで、今年も見所がたっぷりありそうなF1シーズン。
全戦レビューを書けるかどうかわかりませんが、F1関連のキーワードで検索してこのブログに来てくださる方も少なくないようなので、なるべくレビューしたいと思います。
の私が、去年のリベンジを信じる中スタートしたF1開幕戦のバーレンGP決勝ですが、すべては最後のピットストップで決してしまいました。
フェラーリ・シューマッハがほんの一瞬の差で、昨年のチャンピオン・アロンソくんにピット出口で前を押さえられてしまった時は「
アロンソくんもルノーのクルーも、チャンピオンらしい、貫禄のレース運びだったと思います。
軽めの燃料で、ポールポジョンをもぎとったフェラーリでしたが、まだマシン性能では、もう一歩ルノーに届いていないのかもしれません。
表彰台は、アロンソ、キミ・ライコンネン、M.シューマッハと、異なるチームの3人が占めました。
昨シーズンはずっと「キミ-アロのタイマン対決」だったわけですが、そこに今年はシューマッハが絡んで「キミ-アロ-シューの三つ巴対決」になってくれれば、フェラーリファンの私でも、最終戦までハラハラドキドキのレースが楽しめるかなぁ、と思います。
ホンダ・トヨタはもうひとつ、という感じでした。
特にホンダは、冬のテストでもずっと良い感じでしたし、フリー走行も結構良く見えていました。「今年はルノーとホンダの争いになる」と断言する報道もあったほどでしたが、どうも「最後のツメが甘い」というか、「もうちょっとのところで、勝てない」という、一昨年からの傾向がそのまま現れてしまった、という感じです。
トヨタは、まったく「良いトコ無し」でした。
ここまでダメだと、「バーレンは全然合わなかった」とスッパリ割り切って、新たな気持ちで次のレースに望めると思います。
そういう意味では、順位はトヨタの方がずっと下でしたが、ダメージはホンダの方が大きいのかもしれません。
そして、スーパーアグリですが「琢磨くんが完走した」ということに大拍手を送りたいと思います。
もうひとりのドライバー井出くんはもちろん、ピットクルーも「F1初体験」という人が多い中、チームは終始バタバタ状態だったようですが、琢磨くんだけは落ち着いて、F1経験者らしい落ち着いたレース運びができたのではないでしょうか。
チームのバタバタに巻き込まれて、6回位ピットに入っていたようですが、それでも最後まで完走したのは、本当にエライと思います。
予選から見所満載のレースでしたが、一番目立っていたのが、ルーキーながら最速ラップを叩き出したウィリアムズのニコ・ロズベルグくんです。
往年のF1ファンにはお馴染みのケケ・ロズベルグの息子でまだ二十歳ですが、デビュー戦で最速ラップを取り、7位入賞はかなりスゴイことです。スタート直後の渋滞の中でスピンさえしなければ、表彰台まで行っていた可能性もあります。
後半の怒涛の追い上げ劇は、中継の解説陣も絶賛していましたが、前の車を抜いていく時の切れ味には、私もゾクゾク〜っとしました。
速いし、まだ二十歳で見た目もカワイイし、これからも注目のドライバーです。
フランク・ウィリアムズ翁は、若くて速いドライバーを連れてくるのがうまいですねぇ。
ニコは2〜3年前、マカオGPで井手くんと一緒に走ったと思います。あの時はまだ10代だったんですね。
それにしても、その2〜3年の間に井出くんはニコに随分差をつけらてしまったわけです。F1デビュー戦も対照的な結果に終わってしまいました。
ニコに刺激されて、井出くんの今後の発奮にも期待したいところです。
ということで、今年も見所がたっぷりありそうなF1シーズン。
全戦レビューを書けるかどうかわかりませんが、F1関連のキーワードで検索してこのブログに来てくださる方も少なくないようなので、なるべくレビューしたいと思います。
2006年03月12日
逆襲のフェラーリ
F1開幕戦の予選が終了しました。
新方式の予選は、最初の15分のセッションでいきなりレッドフラッグが出る波乱含みのスタートとなりました。
過去2年間、F1の予選は1台づつ順番に走ってタイムを競う方式でしたが、これが今年から短い時間の中で一斉にコースインをして、自由に走ってタイムを出す3年前のパターンに戻ると聞いて、
"フェラーリひと筋・15年"
の私は、実は密かにほくそ笑んでいました。
他の車がいない、1台づつのアタックは、ドライバーのテクニックと集中力がタイムを出す要因になるわけですが、他の車がいる中でタイムを出すためには、ドライバーのテクニックと集中力に加えて、いかに他の車にひっかからずに、クリアなラップが取れるのか、ということも大切ですし、セッションのどのタイミングでタイムを出すか、という駆け引きも重要になってきます。
つまり、ドライバーのテクニックに加えて、チームの駆け引き・戦略が予選結果に影響を及ぼすことになるわけです。
駆け引き・戦略といえば、フェラーリのテクニカル・ディレクター、ロス・ブラウンです。この人の戦略なしに、フェラーリの6連覇はあり得ませんでした。
単に「速く走る」だけではなく、駆け引き・戦略が大切な予選方式は、まさに「ロス向き」だと思ったわけです。
「レースなんだから、駆け引きや戦略ではなく、純粋に速さで勝負しろ」という人もいると思いますが、純粋な速さだけを競うレースを見たい人は、F1ではなく、NASCARとかINDYでも見てください。
単に速いドライバーを連れてきて乗せるだけでは、絶対に勝てないのがF1の面白さです。速いドライバーだけでなく、「資金力」「技術力」「戦術」も揃っていなければ勝てません。
そして、駆け引き・戦略がものを言う予選で、見事フェラーリのシューマッハが去年の不振を吹き飛ばすような
復活のポールポジション
を獲得しました。
新加入のマッサくんも2番手タイムを出し、フェラーリが久し振りのフロントロー独占です。
他のチームを出し抜いて、かなり早めの時間帯からタイムアタックを開始し、いいタイムを先に出したことで、ライバルチームの作戦を狂わせ、慌てさせることができたのではないかと思います。
今シーズンのフェラーリは、去年のリベンジを果たしてくれそうです
新方式の予選は、最初の15分のセッションでいきなりレッドフラッグが出る波乱含みのスタートとなりました。
過去2年間、F1の予選は1台づつ順番に走ってタイムを競う方式でしたが、これが今年から短い時間の中で一斉にコースインをして、自由に走ってタイムを出す3年前のパターンに戻ると聞いて、
"フェラーリひと筋・15年"
の私は、実は密かにほくそ笑んでいました。
他の車がいない、1台づつのアタックは、ドライバーのテクニックと集中力がタイムを出す要因になるわけですが、他の車がいる中でタイムを出すためには、ドライバーのテクニックと集中力に加えて、いかに他の車にひっかからずに、クリアなラップが取れるのか、ということも大切ですし、セッションのどのタイミングでタイムを出すか、という駆け引きも重要になってきます。
つまり、ドライバーのテクニックに加えて、チームの駆け引き・戦略が予選結果に影響を及ぼすことになるわけです。
駆け引き・戦略といえば、フェラーリのテクニカル・ディレクター、ロス・ブラウンです。この人の戦略なしに、フェラーリの6連覇はあり得ませんでした。
単に「速く走る」だけではなく、駆け引き・戦略が大切な予選方式は、まさに「ロス向き」だと思ったわけです。
「レースなんだから、駆け引きや戦略ではなく、純粋に速さで勝負しろ」という人もいると思いますが、純粋な速さだけを競うレースを見たい人は、F1ではなく、NASCARとかINDYでも見てください。
単に速いドライバーを連れてきて乗せるだけでは、絶対に勝てないのがF1の面白さです。速いドライバーだけでなく、「資金力」「技術力」「戦術」も揃っていなければ勝てません。
そして、駆け引き・戦略がものを言う予選で、見事フェラーリのシューマッハが去年の不振を吹き飛ばすような
復活のポールポジション
を獲得しました。
新加入のマッサくんも2番手タイムを出し、フェラーリが久し振りのフロントロー独占です。
他のチームを出し抜いて、かなり早めの時間帯からタイムアタックを開始し、いいタイムを先に出したことで、ライバルチームの作戦を狂わせ、慌てさせることができたのではないかと思います。
今シーズンのフェラーリは、去年のリベンジを果たしてくれそうです
2006年03月11日
いよいよ開幕! F1GP 2006
いよいよ今年もF1が開幕しました。
毎年開幕戦は初秋のオーストラリアと決まっていたのですが、今年は何かのイベントとぶつかってしまうそうで、中東・バーレーンでの開幕戦となります。
ちょっと不思議な感じがします。
F1のGPウィークは金曜日から始まります。
金曜日・・・フリー走行(FP)2回
土曜日・・・午前/FP 午後/予選
日曜日・・・決勝
というスケジュールです。
フリー走行で、マシンのセットアップをしたり、何種類かあるタイヤのどれを使うのかを決め、予選が始まると原則的にマシンのセットアップもタイヤの種類も変更できません。
だからと言って、フリー走行でガンガン走れば良い、というものでもありません。
エンジンを2レース・計6日間は交換することができないので、(壊れたりしてエンジンを交換すると、予選グリッドが10番手降格になります)エンジンを使い過ぎないようにしながら、うまくセットアップをしなくてはなりません。
金曜日のフリー走行では、去年の順位が低かったチームだけが、レースに出る2台のマシン以外にもう1台走らせることができます。
このレースに出ない3台目の車は、エンジンが壊れようが関係ないので、これだけがガンガン走ってデータを取る、というのがいつものパターンです。
今回も金曜日のフリー走行では、ホンダのサードカーがトップタイムをマークしましたが、ある意味当然の話で、今年トップ争いをしそうなチームの中では、ホンダだけが唯一サードカーを走らせる権利があるのです。(つまり去年は順位が低かったということ)
「ホンダがトップ!」なんて、浮き足立った記事を出してるニュースサイトもありますが、まだ全然わかりません。
気になる人も多い、スーパーアグリのマシンは、井出くんの方に少しトラブルが出たようですが、一応走ることはできたようです。
琢磨くんは、トップから6秒差です。
1周6秒の差は、かなり大きいです。
井出くんは、琢磨くんから更に3秒落ちです。この3秒は、現時点での琢磨くんと井出くんの実力差だと言って良いと思います。
当面は「何とか完走」以上の期待はできませんが、完走さえすれば、タナボタで1ポイントぐらい転がり込んでくる可能性もあります。
琢磨くんは「攻め^^;」のドライビングをするドライバーですが、多少攻めても、マシンの戦闘力が違い過ぎるので、当面は「攻める」より「手堅い」ドライビングで完走を狙って欲しいと思います。
明日のフリー走行からは、生中継が入るので、じっくり見たいと思います。
もちろん、私はF1の記事を書くたびにしつこいですが、
"フェラーリひと筋・15年"
なので、フェラーリが昨年のリベンジを果たせるのかどうかが、一番の注目点です。
毎年開幕戦は初秋のオーストラリアと決まっていたのですが、今年は何かのイベントとぶつかってしまうそうで、中東・バーレーンでの開幕戦となります。
ちょっと不思議な感じがします。
F1のGPウィークは金曜日から始まります。
金曜日・・・フリー走行(FP)2回
土曜日・・・午前/FP 午後/予選
日曜日・・・決勝
というスケジュールです。
フリー走行で、マシンのセットアップをしたり、何種類かあるタイヤのどれを使うのかを決め、予選が始まると原則的にマシンのセットアップもタイヤの種類も変更できません。
だからと言って、フリー走行でガンガン走れば良い、というものでもありません。
エンジンを2レース・計6日間は交換することができないので、(壊れたりしてエンジンを交換すると、予選グリッドが10番手降格になります)エンジンを使い過ぎないようにしながら、うまくセットアップをしなくてはなりません。
金曜日のフリー走行では、去年の順位が低かったチームだけが、レースに出る2台のマシン以外にもう1台走らせることができます。
このレースに出ない3台目の車は、エンジンが壊れようが関係ないので、これだけがガンガン走ってデータを取る、というのがいつものパターンです。
今回も金曜日のフリー走行では、ホンダのサードカーがトップタイムをマークしましたが、ある意味当然の話で、今年トップ争いをしそうなチームの中では、ホンダだけが唯一サードカーを走らせる権利があるのです。(つまり去年は順位が低かったということ)
「ホンダがトップ!」なんて、浮き足立った記事を出してるニュースサイトもありますが、まだ全然わかりません。
気になる人も多い、スーパーアグリのマシンは、井出くんの方に少しトラブルが出たようですが、一応走ることはできたようです。
琢磨くんは、トップから6秒差です。
1周6秒の差は、かなり大きいです。
井出くんは、琢磨くんから更に3秒落ちです。この3秒は、現時点での琢磨くんと井出くんの実力差だと言って良いと思います。
当面は「何とか完走」以上の期待はできませんが、完走さえすれば、タナボタで1ポイントぐらい転がり込んでくる可能性もあります。
琢磨くんは「攻め^^;」のドライビングをするドライバーですが、多少攻めても、マシンの戦闘力が違い過ぎるので、当面は「攻める」より「手堅い」ドライビングで完走を狙って欲しいと思います。
明日のフリー走行からは、生中継が入るので、じっくり見たいと思います。
もちろん、私はF1の記事を書くたびにしつこいですが、
"フェラーリひと筋・15年"
なので、フェラーリが昨年のリベンジを果たせるのかどうかが、一番の注目点です。
2006年02月16日
F1スーパーアグリチームのドライバー決定
佐藤、井出との契約を発表 F1のアグリ新チーム
自動車の元F1ドライバー、鈴木亜久里氏が代表を務め、今季からF1シリーズに新規参入する「スーパーアグリ・フォーミュラワン」は15日、佐藤琢磨(29)、井出有治(31)の日本人ドライバー2人と契約したと発表した。
佐藤は昨季限りで所属していたBARホンダ(今季はホンダ)を離れており、新規参入した鈴木氏のチーム入りが確実視されていた。井出は2005年のフォーミュラニッポンで総合2位の実績を残し、今回がF1初参戦となる。
両ドライバーはチームを通してコメントを発表。佐藤は「素晴らしい実績を残した亜久里さんと組めることが楽しみ」と語り、井出は「機会を与えてくれた亜久里さんには大変、感謝しています」と喜びを口にした。
[ 共同通信社 2006年2月15日 16:38 ]
スポーツナビ ヘッドラインニュース
多分、今シーズンのF1チャンピオンレースには何の関係もないと思いますが、とりあえず亜久里さんチームのドライバーが正式発表になりました。
琢磨くんは当然というか、もともとこのチームがホンダから出されてしまった「琢磨くん救済チーム」のようなものなので、わかっていたことですが、井出有治くんにはちょっと驚きました。
多分、このニュースを見て、「井出くんって、誰?」と思った人が殺到しているのか、今現在、井出くんの公式サイトはサーバ落ちしているようです。
とりあえずプロフィールだけでも知りたい、という人は、こちらのFポンのサイトのプロフィールページをどうぞ。
F1は決して実力だけでは上がれない世界です。
法外なお金がかかるスポーツなので、特にプライベートチームなどは実力より、スポンサーをいっぱい持ってくるドライバーに優先的にシートを与える場合もあります。
でも、井出くんが特別スポンサーをたくさん持っているとは思えません。
実力はどうかと言うと、国内のドライバーの中ではトップクラスの何人かのうちのひとりであることは間違いないですし、海外レースの経験もありますから、候補のひとりに上がることに異存はありませんが、一応国内最速と言われている本山くんや、去年の鈴鹿のフリー走行でかなりいい走りをした、若手の山本くん、F1ホンダのテストドライバー経験もある福田良くんなどを差し置いてまで、一度もF1マシンに乗ったことがない井出くんが選ばれた理由がよくわかりません。
これがまだ二十歳そこそこのドライバーなら、将来性も買って、ということになりますが、すでに井出くんは30を過ぎています。30過ぎでF1デビューなんて、異例中の異例です。
昨シーズンチャンピオンになった、アロンソくんはまだ23歳、F1デビューは10代です。30過ぎたら、そろそろ引退を考えるのが最近のF1の世界です。
ただ、本山くん、山本くん、福田くん、井出くんの4人の中なら、私の私見では間違いなく井出くんが一番イケメンです。
「F1ドライバーなんて、ヘルメットかぶってるんだし、顔なんて関係ないでしょ」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。結構フォーマルなパーティーなどにも頻繁に出ますし、セレブな女性の心をつかむのも、戦略的には大切なお仕事です。
実際、F1ドライバーって、結構イケメンが揃っています。
まさか、顔で決まったわけではないと思いますが、井出くんもせっかくつかんだチャンスを最大限に生かして、「何で井出くん?」などと言っている私のハナを明かしてほしいと思います。
いくらエンジンがホンダでも、車体が4年前のアロウズでは、トップチームとはカテゴリが違うくらいの差がついてしまうと思いますが、1ポイントでも取れれば、大いに評価します。
前の記事にも書いたように、私はフェラーリひと筋15年なので、琢磨くんや井出くんが、フェラーリに特攻をかけない限りは、日本人として、スーパーアグリも応援しようと思っています。
開幕まで、あと24日!!
2006年01月30日
もうすぐ開幕!F1新車発表
このblogではNFLのことばかり書いていますが、他にも夢中になって見ているスポーツがあります。
1月はちょうどNFLのプレイオフなので、記事もNFLのことばかりですが、NFL観戦歴は比較的浅いのです。
一番長いのはF1です。全レースを見るようになって15年くらいになります。
その次が、NBAです。中継試合数が少ないのですが、だいだい10年前くらいから見ています。K1も第1回のGPから見ているので、やはり10年です。
私のスポーツ観戦カレンダーは
★1月・NFLプレイオフ
★2月・NFLスーパーボウル&プロボウル、NBAオールスター
★3月・F1開幕
★4月〜6月・NBAプレイオフ
☆夏はちょっとお休み(熱狂的阪神ファンの母に合わせるために
プロ野球観戦)
★9月・NFL開幕
★10月・F1シリーズ終了
★11月・NBA開幕
☆1年を通してK1の大会が何回かあり
という具合で、スポーツ観戦中心で考えれば、1年なんてあっと言う間です。
NFLを見はじめてからは、1月のプレイオフに力が入ってしまい、つい忘れてしまうことが2つあります。
ひとつがNBAオールスターのファン投票。
もうひとつがF1の新車発表です。
F1の新車発表会は、チームによってはネットのライブ中継があったりするので、以前は、しっかり事前にスケジュールをチェックしていたのですが、NFLシフトの私は、すっかりそんなことは忘れてしまって、ハタと気づくと、今年も主要チームの新車発表はほとんど終わっていました。
トヨタ
BMW
フェラーリ
ホンダ
ウィリアムズ
マクラーレンとルノーは、まだ正式な新車発表はしていないようですが、テストで走っているのは新車(もどき)のようです。
今年のF1の大きなトピックスは、何と言っても、エンジンがV10からV8になることです。
私もエンジンの専門的な話は全然わかりませんが、単純にトップスピードは20%程度落ちるそうです。速いコースだと去年は330Kmぐらい出ていましたから、単純に計算すれば、それが260Kmほどに落ちるということです。
スピードが落ちて、F1がつまらなくなるのでは、と心配する人もいるようですが、私は330キロが260キロになっても、見る側の体感はそんなに変わらないと思っています。
むしろ、エンジン馬力が落ちた分、ドライバーがコントロールしやすい車になるそうで、コーナーリングやブレーキングのところでは、よりアツいバトルになるのでは、と期待しています。
今年の新車でチェックしておきたい点は、V10とV8ではエンジンそのものの大きさも違うので、V8に変わったことによって、後ろにできるスペースをどう使うのか、ということです。写真だとわかりにくいですが、どうも後ろはグッと絞り込んだシャシーになっている車が多いような気がします。
空力のことも、これまた私は難しいことは全然わかりませんが、表面積をなるべく減らして、たくさん空気が通るようにするのは、理にかなっていると思うので、まずはどの車もこんな感じなのかなぁ、と思います。
F1の場合、この時期に新車発表をしても、3月の開幕グリッドに並ぶ車は、全然違うものだったりすることも珍しくありません。
それでも、新車発表をチェックしたいのは、今年のF1マシン全体のトレンドとか、各チームの気合の入り具合などを見て、開幕に向けて自分の気持ちを盛り上げたいからです。
V8エンジンには、振動の問題があるのだそうです。エンジンの振動がギアや油圧系のパーツに影響を与えてしまうこともあるそうです。
昨日、テレビでバルセロナでのテストの映像を見たのですが、F1では初めてのV8エンジンも、トヨタやホンダはチャンプカーやIRLのレースで経験しているせいか、振動の問題などはすでにクリアしているような感じがします。ウィリアムズも今年はBMWからコスワースエンジンになり、不安視する人もいたようですが、コスワースエンジンというのは、やはりチャンプカーなどの経験があるフォードですから、かえって良かったかもしれません。
むしろ、メルセデス・BMWの方が、V8に苦戦しているようです。
その分、マクラーレンは、シャシーで頑張っていて、コーナーリングスピードなどは、メチャ速らしいですが、エンジンが安定してくれないと、去年同様「速いけど壊れる」車に今年もなってしまいますね。
そして、ディフェンディングチャンピオンのルノーはどうかと言うと、やっぱりチャンプカー・IRLの経験がある日産がついているので、大丈夫だと思います。
私は、F1に関しては"フェラーリひと筋・15年"です。
シューマッハが来て、ここ数年はフェラーリは栄華を誇っていましたが、その前の苦しい時期から、ずっとフェラーリファンでした。
去年は、ついにチャンピオンの座をルノーに明け渡してしまったわけですが、今年はきっと巻き返してくれると思っています。
シューマッハ自身は、引退をほのめかすような発言もしているようですが、引退するにしても、きっちりチャンピオンを取り返してからにして欲しい、と思っています。
私の気分が完全にF1モードになるのは、スーパーボウルもNBAオールスターも終わって3月に入ってからですが、ちょっとづつ、気分を盛り上げて行きたいと思います。
元F1ドライバーの鈴木亜久里さんのチームが正式に参戦を承認され、佐藤琢磨くんが99.9%ドライバーになると思いますが、このチームが今年のレースでトップ争いに絡んでくることは、ほぼあり得ないので、私はそんなに興味ありません。
琢磨くんには、今年はシューマッハに頭を小突かれることのないように、無茶し過ぎないで冷静に運転してもらいたいと思います。
1月はちょうどNFLのプレイオフなので、記事もNFLのことばかりですが、NFL観戦歴は比較的浅いのです。
一番長いのはF1です。全レースを見るようになって15年くらいになります。
その次が、NBAです。中継試合数が少ないのですが、だいだい10年前くらいから見ています。K1も第1回のGPから見ているので、やはり10年です。
私のスポーツ観戦カレンダーは
★1月・NFLプレイオフ
★2月・NFLスーパーボウル&プロボウル、NBAオールスター
★3月・F1開幕
★4月〜6月・NBAプレイオフ
☆夏はちょっとお休み(熱狂的阪神ファンの母に合わせるために
★9月・NFL開幕
★10月・F1シリーズ終了
★11月・NBA開幕
☆1年を通してK1の大会が何回かあり
という具合で、スポーツ観戦中心で考えれば、1年なんてあっと言う間です。
NFLを見はじめてからは、1月のプレイオフに力が入ってしまい、つい忘れてしまうことが2つあります。
ひとつがNBAオールスターのファン投票。
もうひとつがF1の新車発表です。
F1の新車発表会は、チームによってはネットのライブ中継があったりするので、以前は、しっかり事前にスケジュールをチェックしていたのですが、NFLシフトの私は、すっかりそんなことは忘れてしまって、ハタと気づくと、今年も主要チームの新車発表はほとんど終わっていました。
トヨタ
BMW
フェラーリ
ホンダ
ウィリアムズ
マクラーレンとルノーは、まだ正式な新車発表はしていないようですが、テストで走っているのは新車(もどき)のようです。
今年のF1の大きなトピックスは、何と言っても、エンジンがV10からV8になることです。
私もエンジンの専門的な話は全然わかりませんが、単純にトップスピードは20%程度落ちるそうです。速いコースだと去年は330Kmぐらい出ていましたから、単純に計算すれば、それが260Kmほどに落ちるということです。
スピードが落ちて、F1がつまらなくなるのでは、と心配する人もいるようですが、私は330キロが260キロになっても、見る側の体感はそんなに変わらないと思っています。
むしろ、エンジン馬力が落ちた分、ドライバーがコントロールしやすい車になるそうで、コーナーリングやブレーキングのところでは、よりアツいバトルになるのでは、と期待しています。
今年の新車でチェックしておきたい点は、V10とV8ではエンジンそのものの大きさも違うので、V8に変わったことによって、後ろにできるスペースをどう使うのか、ということです。写真だとわかりにくいですが、どうも後ろはグッと絞り込んだシャシーになっている車が多いような気がします。
空力のことも、これまた私は難しいことは全然わかりませんが、表面積をなるべく減らして、たくさん空気が通るようにするのは、理にかなっていると思うので、まずはどの車もこんな感じなのかなぁ、と思います。
F1の場合、この時期に新車発表をしても、3月の開幕グリッドに並ぶ車は、全然違うものだったりすることも珍しくありません。
それでも、新車発表をチェックしたいのは、今年のF1マシン全体のトレンドとか、各チームの気合の入り具合などを見て、開幕に向けて自分の気持ちを盛り上げたいからです。
V8エンジンには、振動の問題があるのだそうです。エンジンの振動がギアや油圧系のパーツに影響を与えてしまうこともあるそうです。
昨日、テレビでバルセロナでのテストの映像を見たのですが、F1では初めてのV8エンジンも、トヨタやホンダはチャンプカーやIRLのレースで経験しているせいか、振動の問題などはすでにクリアしているような感じがします。ウィリアムズも今年はBMWからコスワースエンジンになり、不安視する人もいたようですが、コスワースエンジンというのは、やはりチャンプカーなどの経験があるフォードですから、かえって良かったかもしれません。
むしろ、メルセデス・BMWの方が、V8に苦戦しているようです。
その分、マクラーレンは、シャシーで頑張っていて、コーナーリングスピードなどは、メチャ速らしいですが、エンジンが安定してくれないと、去年同様「速いけど壊れる」車に今年もなってしまいますね。
そして、ディフェンディングチャンピオンのルノーはどうかと言うと、やっぱりチャンプカー・IRLの経験がある日産がついているので、大丈夫だと思います。
私は、F1に関しては"フェラーリひと筋・15年"です。
シューマッハが来て、ここ数年はフェラーリは栄華を誇っていましたが、その前の苦しい時期から、ずっとフェラーリファンでした。
去年は、ついにチャンピオンの座をルノーに明け渡してしまったわけですが、今年はきっと巻き返してくれると思っています。
シューマッハ自身は、引退をほのめかすような発言もしているようですが、引退するにしても、きっちりチャンピオンを取り返してからにして欲しい、と思っています。
私の気分が完全にF1モードになるのは、スーパーボウルもNBAオールスターも終わって3月に入ってからですが、ちょっとづつ、気分を盛り上げて行きたいと思います。
元F1ドライバーの鈴木亜久里さんのチームが正式に参戦を承認され、佐藤琢磨くんが99.9%ドライバーになると思いますが、このチームが今年のレースでトップ争いに絡んでくることは、ほぼあり得ないので、私はそんなに興味ありません。
琢磨くんには、今年はシューマッハに頭を小突かれることのないように、無茶し過ぎないで冷静に運転してもらいたいと思います。
2003年03月01日
F1の魅力(旧blogより転載)
いよいよ、3月。今年もF1が開幕します。私のF1好きは、プロフィール欄にも書いてあるので、知っている人は知っているとは思います。F1を見たいがために、有料チャンネルを契約し、予選も決勝も生中継で観戦しています。
自分でも、どうしてこんなにF1に夢中になっているのかはよくわかりません。自分で運転もしませんし、時々いる、「車好き」の人ともちょっと違います。道に走っている車を見て、すぐに車種がわかる人もいますが、私はメーカーの区別ぐらいしかつきません。「ランエボ」は速くてカッコいいですが、初代「ランエボ」と、「エボ8」は見分けられません。
でも、F1をはじめとするカーレースを見るのは、とにかくワクワクするのです。
F1が、「一番速くて危険でお金がかかったスポーツ」だということに魅力を感じているのかもしれません。
私には運動神経はほとんどありません。体育の授業でいい思いをしたことは、一度もありません。駆けっこも、小学校一年生の時は、運動会のリレーの選手だったのですが、以降タイムはほとんどあがらず、中学生になる頃には、ビリが指定席になっていました。だからこそ、300kmのスピードでパトルする、F1に強く魅かれているのだと思います。
そして、「お金がかかった」というところには、ちょっと「ナマぐさい」魅力を感じています。
F1以外の多くのカーレースは、どのチームも同じ車でレースをします。車はたくさんのパーツからできあがっていますが、大きな構成要素を挙げると、“エンジン”“シャーシ(車体)”“タイヤ”の3つになります。F1以外のほとんどのカーレースでは、この3つの要素は、それぞれ1〜2社のメーカーが、そのレース用に作ったものを使っているので、まったく同じ車か、それに近い車同士でレースをするのです。結果に差が出るのは、ドライバーの違いと、車のセットアップの違いです。
ところが、F1は、タイヤ以外は、車のすべてのパーツを、各チームが好きな方法で好きなところから調達しています。ルールに定められた規格の範囲内であれば、自由に車を作れるのです。
このため、F1では、お金持ちのチームとそうではないチームの車は、最初から明らかに性能が違います。どんなに優秀なドライバーが乗っても、弱小チームの車では、絶対に勝てないのがF1です。とにかく「お金」が物を言う世界で、一昨年と去年は、1チームづつ、お金が続かなくて撤退するチームが出てしまいました。今年も、資金面で「かなり危ない」と言われたチームがありましたが、大リストラを決行し、なんとか参戦はできるようです。
そんな意味で、F1はスポーツであると同時に、大きな「ビジネス」であり、資本主義社会の縮図のような場所です。そういうナマぐささが嫌いな人も多いですが、私はかえって、このナマぐささこそ、他のカテゴリーのカーレースでは味わえない、F1の魅力のひとつだと思っています。
「お金」と言えば、危険なスポーツだけに、F1ドライバーの年俸は高額です。F1の「王者」ミハエル・シューマッハの年収はなんと74億円で、もちろんスポーツ選手としては、ぶっちぎりで世界一です。(2位はタイガー・ウッズの67億円、ベッカム様は4億ちょっとにすぎません)
サラリーマン川柳に「年収は ゴジラ松井の一打席」なんていうのがありましたが、シューマッハの1レース分の収入は、サラリーマンの生涯賃金でも足りません。
数百万の借金で真剣に悩んでいる私たちからすると、非常に不条理なお話ですが、シューマッハは、それだけの収入があっても、F1ドライバーという、100分の1秒の判断ミスで、簡単に死んでしまうような仕事を辞めようとはしません。ストイックに常にチャンピオンを狙い続け、3年連続チャンピオンになっています。
F1ドライバーという仕事は、肉体も精神も強くなければ勤まりません。半分体を外に出して、2時間以上300kmのスピードで走り続けます。その恐怖は、想像を絶するものでしょう。ドライバーのアドレナリンは、瞬間的に致死量にまで達することもあるそうです。亡くなったアイルトン・セナも、スタート前には、一心不乱に神にお祈りを捧げていました。コーナーによっては、首にものすごい横Gがかかりますから、強靭な体力も必要です。そんな状態で運転しながら、無線でピットと会話もしています。どの国のドライバーでも英語で話します。精密機械のような車には、何十個もの制御のスイッチがついています。どれが何をするボタンかも正確に覚えておかなくてはなりません。押し間違えたら、死ぬかもしれません。
ですから、ただ「運転がうまい」だけでは、決してF1ドライバーにはなれません。記憶力、判断力、語学力も必要なのです。
体力もあって、頭も良くて、更に、トップチームに行くためには、大きなスポンサーを自ら取るような営業力も必要です。そのような能力を兼ね備えた、世界でたった20人のドライバーの戦いがF1です。観戦していても、ただ「楽しい」だけではなく、常にピンと張り詰めた緊張感が漂ってきます。それがまた、魅力なのです。
チャンピオンチームのフェラーリとそのドライバーのシューマッハは、去年、F1史上に残るさまざまな記録を打ち立てました。去年のフェラーリの車も、すごくかっこよかったのですが、今年の新車は更にかっこよくて速そうです。何度見ても飽きません。
開幕は3月7日。今からワクワクして眠れません。
自分でも、どうしてこんなにF1に夢中になっているのかはよくわかりません。自分で運転もしませんし、時々いる、「車好き」の人ともちょっと違います。道に走っている車を見て、すぐに車種がわかる人もいますが、私はメーカーの区別ぐらいしかつきません。「ランエボ」は速くてカッコいいですが、初代「ランエボ」と、「エボ8」は見分けられません。
でも、F1をはじめとするカーレースを見るのは、とにかくワクワクするのです。
F1が、「一番速くて危険でお金がかかったスポーツ」だということに魅力を感じているのかもしれません。
私には運動神経はほとんどありません。体育の授業でいい思いをしたことは、一度もありません。駆けっこも、小学校一年生の時は、運動会のリレーの選手だったのですが、以降タイムはほとんどあがらず、中学生になる頃には、ビリが指定席になっていました。だからこそ、300kmのスピードでパトルする、F1に強く魅かれているのだと思います。
そして、「お金がかかった」というところには、ちょっと「ナマぐさい」魅力を感じています。
F1以外の多くのカーレースは、どのチームも同じ車でレースをします。車はたくさんのパーツからできあがっていますが、大きな構成要素を挙げると、“エンジン”“シャーシ(車体)”“タイヤ”の3つになります。F1以外のほとんどのカーレースでは、この3つの要素は、それぞれ1〜2社のメーカーが、そのレース用に作ったものを使っているので、まったく同じ車か、それに近い車同士でレースをするのです。結果に差が出るのは、ドライバーの違いと、車のセットアップの違いです。
ところが、F1は、タイヤ以外は、車のすべてのパーツを、各チームが好きな方法で好きなところから調達しています。ルールに定められた規格の範囲内であれば、自由に車を作れるのです。
このため、F1では、お金持ちのチームとそうではないチームの車は、最初から明らかに性能が違います。どんなに優秀なドライバーが乗っても、弱小チームの車では、絶対に勝てないのがF1です。とにかく「お金」が物を言う世界で、一昨年と去年は、1チームづつ、お金が続かなくて撤退するチームが出てしまいました。今年も、資金面で「かなり危ない」と言われたチームがありましたが、大リストラを決行し、なんとか参戦はできるようです。
そんな意味で、F1はスポーツであると同時に、大きな「ビジネス」であり、資本主義社会の縮図のような場所です。そういうナマぐささが嫌いな人も多いですが、私はかえって、このナマぐささこそ、他のカテゴリーのカーレースでは味わえない、F1の魅力のひとつだと思っています。
「お金」と言えば、危険なスポーツだけに、F1ドライバーの年俸は高額です。F1の「王者」ミハエル・シューマッハの年収はなんと74億円で、もちろんスポーツ選手としては、ぶっちぎりで世界一です。(2位はタイガー・ウッズの67億円、ベッカム様は4億ちょっとにすぎません)
サラリーマン川柳に「年収は ゴジラ松井の一打席」なんていうのがありましたが、シューマッハの1レース分の収入は、サラリーマンの生涯賃金でも足りません。
数百万の借金で真剣に悩んでいる私たちからすると、非常に不条理なお話ですが、シューマッハは、それだけの収入があっても、F1ドライバーという、100分の1秒の判断ミスで、簡単に死んでしまうような仕事を辞めようとはしません。ストイックに常にチャンピオンを狙い続け、3年連続チャンピオンになっています。
F1ドライバーという仕事は、肉体も精神も強くなければ勤まりません。半分体を外に出して、2時間以上300kmのスピードで走り続けます。その恐怖は、想像を絶するものでしょう。ドライバーのアドレナリンは、瞬間的に致死量にまで達することもあるそうです。亡くなったアイルトン・セナも、スタート前には、一心不乱に神にお祈りを捧げていました。コーナーによっては、首にものすごい横Gがかかりますから、強靭な体力も必要です。そんな状態で運転しながら、無線でピットと会話もしています。どの国のドライバーでも英語で話します。精密機械のような車には、何十個もの制御のスイッチがついています。どれが何をするボタンかも正確に覚えておかなくてはなりません。押し間違えたら、死ぬかもしれません。
ですから、ただ「運転がうまい」だけでは、決してF1ドライバーにはなれません。記憶力、判断力、語学力も必要なのです。
体力もあって、頭も良くて、更に、トップチームに行くためには、大きなスポンサーを自ら取るような営業力も必要です。そのような能力を兼ね備えた、世界でたった20人のドライバーの戦いがF1です。観戦していても、ただ「楽しい」だけではなく、常にピンと張り詰めた緊張感が漂ってきます。それがまた、魅力なのです。
チャンピオンチームのフェラーリとそのドライバーのシューマッハは、去年、F1史上に残るさまざまな記録を打ち立てました。去年のフェラーリの車も、すごくかっこよかったのですが、今年の新車は更にかっこよくて速そうです。何度見ても飽きません。
開幕は3月7日。今からワクワクして眠れません。
ニックネーム 借金女王 at 00:00
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