2006年05月20日

ウクレレを持つウルトラマン

オムニバス/ウクレレ ウルトラマン最近、ウクレレがちょっとしたブームになっているようです。フラダンスもちょっとはやっているようで、私の地元でもウクレレ教室とか、フランダンス教室などは順番待ちになるぐらい繁盛しているようです。
そんなブームに乗って、ついにウルトラマンまでダダピグモンと一緒にウクレレを習い始めたようです。
このジャケットか私のツボにハマッてしまって、ついオンラインミュージックストアで試聴してみたのですが、ハワイアンアレンジのウルトラマンやウルトラセブンのテーマ曲も思ったよりイケてます。

40年ちょっと位前にも日本でハワイアンブームが起きたそうです。
その頃、私の父はプロのハワイアンミュージシャンでした。
今もアマチュアのハワイアンバンドをやっています。ここ数年ハワイアンブームで、地元のフラダンス教室でウクレレの伴奏をしたり、ウクレレ教室の講師を頼まれたりと、結構忙しそうです。
父は還暦を過ぎ、おなかも出たハゲおやじですが、短期間でもプロミュージシャンだっただけあって、歌は上手いし、絶対音感もあって、ちょっと聞いた曲はすぐに譜面に起こしてギターで弾き語れるし、音楽に関してはまったくかないません。
専門はウクレレではなくスチールギターなんですが、ウクレレもギターも上手いです。

子供の頃は、私のどんな曲のリクエストにも答えてウクレレやギターを弾いて歌ってくれたので、とても自慢の父親でした。
でも、私も中学生になる頃からギターを練習しはじめて、高校・大学時代はバンドの真似事をしたりしていましたが、いくらやっても、父にあっさり「おまえ、下手くそだなぁ」と言われるので、完全に挫折しました。そう言われても、とても言い返せないぐらい父は歌も楽器も上手いので、他のことなら言い返しますが、音楽に関しては「参りました」と言うしかありません。

そんな父にこの「ウクレレ ウルトラマン」をオンラインミュージックストアで試聴させてみたところ、演奏は結構「上手い」と言ってました。
そして「なんだ、こんなCDが売れるのか。だったら俺も色んな曲をハワイアン風にアレンジして売ったら儲かるのか」と、何だかやる気になってしまいました。
ほかにも「ウクレレ・ビートルズ」とか「ウクレレ・ジブリ」なんていうのもあります。夏のドライブのBGMなどには良いかもしれません。

ちなみに「ウクレレ ウルトラマン」は、ハワイアンのミュージシャンが演奏しているようで、父も合格点をつけていましたが、「ウクレレ・ビートルズ」の方は普通のポップス系のミュージシャンがハワイアン風アレンジでビートルズを演奏しているらしく、30秒の試聴を10秒位聞いただけで「下手だなぁ」と言って、切ってしまいました。
私にはハワイアンの「上手」や「下手」はよくわかりませんが、父には相当聞くに堪えない演奏だったようです。

ニックネーム 借金女王 at 02:24 | Comment(3) | TrackBack(0) | 音楽

2006年02月21日

マルサリスがipodのCMに登場

ユーザー層の拡大なるか! iPod CM最新作はジャズ界の超大物とのコラボ!
デジタルARENA ipod情報局 2006年2月21日

というわけで、私の大好きなJazzミュージャンのひとり、ウイントン・マルサリスが、ipodのCMに登場するそうです。


私のJazz好きは、中学生の頃に遡ります。
私は小学生から高校を卒業するまで、エレクトーンを習っていたのですが、様々なジャンルの課題曲の中でも、Jazzが一番好きでした。
私の父親は短い期間ですがプロミュージシャンだったこともあり、Jazzに興味を持った私に、大量に持っているレコードから(20年以上前ですから)、オススメナンバーを集めてカセットテープ(20年以上前ですから)を作ってくれたりして、ちょっとした「ジャズおたく」になって行きました。
当時は、大き目の会場に複数のジャズミュージシャンを内外から呼んで、半日くらいコンサートをする「ジャズ・フェスティバル」というのがたくさんありました。
すっかりジャズ好きになった私を、父が横浜スタジアムで行われた「オーレックス・ジャズフェスティバル」というイベントに連れて行ってくれました。
そのイベントで、ジャズドラマーの巨匠・アート・ブレイキー率いるジャズメッセンジャーズのトランペッターとして登場したのが、若き日のマルサリスだったのです。
当時は「若き鬼才」とか「マイルス・デイビス以上の逸材」とか言われて、売出し中だったと思いますが、私はすっかり彼の虜になってしまいました。

最初に紹介した記事に掲載されているマルサリスの写真は、だいぶ老けてふっくらしていますが、20年前の彼は、もっとスリムで、スーツをビシッと着こなして、表情ひとつ変えず、汗の一滴も垂らさずに、クールにトランペットを演奏していて、とにかく「カッコイイ!」の一言に尽きました。

私が高校生の頃がレコードからCDへの過渡期でしたが、高校生になってバイト代も入るようになり、自分でCDが買えるようになると、マルサリスのCDを買い漁っていました。
今もそのうち何枚かは、私のipodの中に入っていて、時々右のサイドバーにある「音ログ」にも、マルサリスが登場していると思います。

ただ、マルサリスのジャズはまじめ過ぎると言うか、お堅いと言うか、時には「面白味がない」と言われることもあるぐらいです。
マイルス・デイビスはすぐに逃げ出してしまったジュリアード音楽院(今はジャズ学科もあるらしいですが、当時はクラシックだけの学校だったはず)をちゃんと卒業していますし、ビシッと着こなすスーツに象徴されるように、杓子定規な感じがすることも否めません。だからこそ「ジャズ初心者」にはオススメなのですが、ずーっと聞いていると、ちょっと飽きるかもしれません。

コラテラルところで、アメリカで生まれたJazzですが、アメリカ国内でのJazzは、日本での演歌と同じような感じの位置付けで、最近の若い子にはあまり人気がないようです。
トム・クルーズの映画「コラテラル」でも、ジャズのことなんか、さっぱり知らない黒人のタクシー運転手が出てきましたが、彼が"今ドキの"アメリカ人なのかもしれません。
マルサリスがipodのCMに登場するということは、日本で言うと森進一や五木ひろしがipodのCMに出ているような感覚に近いのではないでしょうか。

少し高い年齢層をipodに取り込もうとしているのか、ipodから新しいJazzブームを発信しようとしているのか、ちょっと楽しみなところですが、CM効果で「iTunesミュージックストア」でのマルサリスの曲のダウンロード数は急増しているようです。
ニックネーム 借金女王 at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2006年01月28日

モーツァルト生誕250年

今日はモーツァルトの250回目のバースデーお誕生日なんだそうです。
モーツァルトの音楽は、「胎教に良い」とか「リラクゼーション効果がある」とか「ボケ防止になる」とか、色々言われていて人気があります。
モーツァルトを聞かせて育てた牛や豚の精肉とか、モーツァルトを聞いて発酵した日本酒まであります。

私は、クラシック音楽は結構好きでよく聞いています。
大きめのCDショップに行くと、クラッシックのコーナーがありますが、クラシックコーナーの中には大抵モーツァルトコーナーだけは特設されています。ショップによっては、クラシックコーナーの半分はモーツァルトコーナーだったりします。
みんな、モーツァルトが好きなんだなぁ、と関心しますが、実は私はモーツァルトの何が良いのだか、さっぱりわかりません。
多分「モーツァルトにリラクゼーション効果がある」というのは、本当だと思います。というのも、私はモーツァルトを聞くと、すぐに寝てしまうからです。モーツァルトが好きな人には怒られそうですが、よく言えば「リラクゼーション効果」ですが、悪く言うと「つまんない」ということです。

ファンタジア (DVD)私がクラシック音楽を聴くようになったきっかけは、ディズニーの“ファンタジア”という映画です。写真のマジシャン姿のミッキーは皆さんおなじみだと思いますが、これはこの"ファンタジア"に出てくるミッキーです。
"ファンタジア"は、なんと1940年に制作された映画です。何曲かのクラシック音楽にあわせてダンスやストーリーのアニメが流れるオムニバス形式の映画ですが、デジタル技術なんてない昔の映画にもかかわらず、音と映像がピッタリ合っていて、びっくりします。
曲から自由にイメージを膨らませてアニメを作ったそうで、曲によってイメージ映像的なものもあれば、具体的なストーリーを持っている作品もあります。

私が最初に"ファンタジア"を見たのは、20歳の時でした。
それまでは、やはりクラシック音楽にはまったく興味も関心もなかったのですが、この映画を見て、クラシック音楽の持つ魅力を初めて感じることができました。
ストラヴィンスキー:春の祭典"ファンタジア"の中で演奏される曲の中でも、私が一番好きなのが、ストランビンスキーの「春の祭典」です。
この曲は、古代の原始的な宗教儀式をイメージして書かれたバレエ音楽なのですが、"ファンタジア"では、宇宙のチリが集まって地球が誕生し、生物が生まれ、やがて恐竜が生まれ、その恐竜が天候不順で滅亡していくまでの物語になっています。
(東京ディズニーランドの"ウエスタンリバー鉄道"に乗ると、トンネルの中で恐竜の戦いが見られますが、あれは"ファンタジア"の中のシーンを再現したものです。かなり良くできています)
クラシック音楽は、歌詞がないことによって、聞き手にイメージを押し付けません。
曲にある程度の長さがあることによって、聞き手がそれぞれイメージを膨らませ、ストーリーを思い描くことができます。
同じ曲でも、聞き手の気分や体調でイメージが変わることもあります。
また、演奏者(指揮者)によっても、同じ曲なのにまったく違う曲のようにもなります。
クラシックファンは、好きな曲は、異なる演奏者で何枚もCDを持っていることも珍しくありませんが、私もこの「春の祭典」は違う指揮者でCDを5枚持っています。
「春の祭典」は、クラシック音楽の中では、「現代音楽」に位置づけられるかなり斬新な曲です。不協和音が響き、インパクトはかなり強いです。すごすぎて、初演の時は観客から大ブーイングを浴びたそうです。
私のクラシック音楽との出会いが、この「春の祭典」だったことも、今「モーツァルトはつまんない」と思ってしまう理由のひとつかもしれません。

私はモーツァルトからは、余り想像力がかきたてられません。
いくら聞いても、宮廷の舞踏会のようなイメージしか沸いてきません。
ディズニー映画の製作者も、私と同じ思考だったのかどうかはわかりませんが、この"ファンタジア" でも、その続編として2000年に制作された"ファンタジア 2000"でも、モーツァルトの曲は採用されていません。

だからと言って、「春の祭典」のような、ちょっと異端なクラシック音楽ばかりが好きというわけではありません。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77一番好きなのはブラームスです。中でもこの「ヴァイオリン協奏曲」は一番のお気に入りです。ブラームスはとてもベートーベンを尊敬していたそうで、『ベートベンのようになるまで交響曲は書かない!』と決め、かなり晩年になるまで交響曲を書きませんでした。このため、ベートーベンでも9曲残している交響曲を、ブラームスは4曲しか残していません。
でも、4曲とも名曲です。
特に第1番は『いよいよ、オレも交響曲を書くぞーexclamation×2』という気合がビンビンと伝わってくる、最高の導入部です。

リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》リムスキー・コルサコフの「シェエラザード」もよく聞く曲のひとつです。
「千夜一夜物語」がモチーフになって書かれた曲だそうですが、少し前、NHKで同じタイトルのドラマをやっているのを見つけて、タイトルだけで見てしまったことがあります。シェエラザード「千夜一夜物語」との関係はなく、敗戦間近の日本軍のある計画の犠牲になった民間客船の物語でした。コルサコフの「シェエラザード」が効果的に使われているドラマでした。
このドラマはフィクションで、浅田次郎さんの小説をドラマ化したものだそうです。
シェエラザード(上)
私は、「シェエラザード」を聞いても、日本軍も沈没船も豪華客船も思い浮かびませんでしたが、浅田さんには、この曲から沈没する客船のイメージが沸いてきたのかもしれません。数あるクラシックの名曲の中から、あえてこの曲を選び、小説のタイトルにまで使っているのですから、きっと印象的なイメージだったのでしょう。
ある物語や風景などから沸いたイメージが、作曲家の手によって素敵な音楽になり、その音楽から、別の人がまったく別のイメージを抱き、それを小説や映画にして行きます。
聞き手の想像力を、大きく膨らませてくれるクラシック音楽が私は好きです。
ニックネーム 借金女王 at 17:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽